やったね!! フラガール!!!

2/16(金) 第30回 日本アカデミー賞授賞式に行ってきました!!

その前に僕の映画話をちょっとすると…

僕が映画館で映画を観るようになったのは小学校3年生の時。

当時、毎週金曜日になると両親に連れられて

(実際は僕のためではなく両親のデートのため!) 映画館へ行っていた。

大好きな007シリーズや加山雄三の若大将シリーズなんかは全作を映画館で観てきた。

小さい頃に好きだった映画は「007/GOLDFINGER」「West Side Story」「北京の55日」など。

邦画に限っていうと黒澤明の「天国と地獄」や若大将シリーズなど色々あったんだけど、

大人になってからは良い作品に出会うことも少なくなってきた。

そんな中、去年観た『フラガール』。

これは本当に、本当に感動した!!

45年間いろいろな映画を観てきたけれど、邦画でこれほどまでに

いい涙を流した映画は今までになかったと思う。

韓国映画なんかでよくありがちな誰かが死んでしまうとか、

目が見えなくなるといったストーリーで可哀想とか悲しい涙を誘う映画ではなくて、

フラガールは本当に心が温かくなる映画だった。

これはこの映画に出演している富司純子、松雪泰子、蒼井優とそれぞれの世代の

キャスティングも素晴らしかったし、3人それぞれがすごく良い演技だった。

そして2、3ヶ月間の特訓の末、踊りあげたフラダンス。

そして、笑顔で精一杯踊りきるラストシーン。

やっぱり昔ミュージシャンだった僕は幾度となく大舞台を経験したし、

その舞台のために必死に練習したことがあったので、

本当にやり遂げた時の喜びやそれまでの様々な思いが痛いくらいにわかる映画だった。

この「フラガール」はマブダチのマーチン(鈴木雅之氏)にも勧めたんだけど、

彼もやっぱりすごく泣いて感動したって言ってくれたし、うちの社員にも勧めたし

クリエーターとかアーティストの人たちが観ると、すごく心の琴線に響く映画なんだと思う。

そんな素晴らしい映画が日本アカデミー賞でいろんな賞にノミネートされていて、

いくつの最優秀賞を取れるかということにすごく興味があって、それでどうしても

今回の日本アカデミー賞には行きたかった。

で、行きたかった理由はもう一つあって、ゴルフ友達でもある佐藤浩市が

やはり優秀助演男優賞にノミネートされていて、その最優秀賞を取れるかどうかって

いうのも興味があったから。

司会には関口宏と吉永小百合。プレゼンターには去年賞をとった沢尻エリカ。

他には渡辺謙、役所広司、桃井かおり、薬師丸ひろ子といったそうそうたるメンバーで、

これだけの俳優(35人くらいだったかな?) が揃ったイベントに参加したのも初めてだった。

ついに授賞式は始まり、まずは新人俳優賞でフラガールから蒼井優ちゃんと

しずちゃんが選ばれた。それから、話題賞にフラガール、脚本賞もフラガール、

最優秀助演女優賞に蒼井優、最優秀監督賞もフラガールの李監督。

そして日本アカデミー賞のとりを飾る最優秀作品賞が発表される緊張の一瞬。

第30回 日本アカデミー賞最優秀作品賞は?????

『フラガール』!!!!!!!!!　

やったー!!!!!!

念願の(自分も関係者気分)優秀作品賞受賞!!!　

いや～本当に発表されるまで相当緊張したし、

受賞が決まった瞬間には目がうるんでしまった。よくやった!!（やっぱり関係者気分）

結果的にフラガールは5冠を獲得!!

でも、ただひとつ残念だったことが最優秀主演女優賞に「嫌われ松子の一生」で

主演を演じた中谷美紀が選ばれたこと。絶対に松雪泰子に取らせたかったな～

本当に残念…。でも、ひとつだけ幸いなことがあって、それはフラガールの後で観た

「涙々そうそう(僕の大嫌いな映画)」の関係者が選ばれなかったことかな!?

そして、もう一つ気になる結果といえば浩市だけど、

残念ながら最優秀助演男優賞は取れなかった…。

今回はとにかく緊張して自分が賞をもらいに行ったようなアカデミー賞授賞式でした。

そういえば、インタビュアーの南海キャンディーズの山ちゃんも違った意味で

緊張していたな～(笑)おもしろかったけど!!

あらためて、おめでとう!! フラガール!!

いい映画を観たときはまたこのブログでご紹介したいと思います。

今週はDREAMGIRLSを観に行く予定です。