愛のキューピッド!!
今から13年前にイタリア セリエAの有名クラブと契約し、
サッカー留学の留学ビジネスを5年程やっていた。
(最初の2年がACトリノ、その後がユベントス)
じつは、私が中学から高校1年のアタマまでサッカー部に所属し、
センターフォワードをやっていたのだけれど、一度も芝の上では
サッカーをやった経験がなかった。
そして、私の友人の川添 孝一(元三菱重工F.C.)と一緒に
1994年のU.S.A.のワールドカップを観た後、イタリアのトリノ市に行き、
子供たちが芝の上でサッカーをプロのコーチから受けている姿を見て、
なんとかこのような環境でサッカーを日本の子供たちにやらせてみたいと考え、
ACトリノ、ユベントスと契約し、サッカー留学の事業をスタートした。
5年で約500名の日本人がイタリアにサッカー留学した。
この留学は、うちの社員が常駐し、サッカーのみならずイタリア語学校、
全ての食事、2週に1度のセリエA観戦、宿泊 etc全てが含まれている
至れり尽くせりのサッカー留学である。
じつはこの学校の1期生の矢野大輔君という当時15才でイタリアに
渡った生徒がいて、3年程うちのスクールに在籍し、
私が誰よりも1番かわいがっていた少年がいました。
一方、太ももで留まるイタリア製のストッキング「ステイフィット」という
ブランドを2000年にスタートした時、石田和美という社員がいました。
2001年にこの石田和美を含め、社員3人を連れて私がイタリアに商談に行った時、
その時すでにイタリア語が堪能な矢野大輔少年を通訳として
4~5日のイタリア出張に帯同したのです。
そうしたら、なんと二人はそのツアーがきっかけとなり、
付き合いだしたのである。(ちなみに彼女の方が6つ年上です)
これにはびっくり!!
だってうちの生徒とうちの社員だよーっ!!
でも、7年の月日を経て、なんと先週の土曜日に二人は結婚しました。
(赤ちゃんもお腹にいます)
もちろん私は二人のキューピッドに間違いはなく、
主賓の挨拶までしてきました。
本来、このサッカー留学ビジネスの目的は、セリエA、セリエB、Jリーガーetcで
通用する選手を育成することであった。
がしかし、結果1人もプロにはなれなかった。
そしてこの事業は、1年で1000万の赤字が出て、結局5年やって
5000万の持ち出しになった。
このビジネスをやめる時の私なりにどうやって心の整理、
つまり5年やったこのビジネスの意義を見つけたかというと・・・
約500名の子供たちに人生においてきっといい経験をさせ、
その子供の一生の想い出をつくってあげたと勝手に思い込むようにしました。
つまり、自己満足です。
ところが・・・
ところがである。
何年か経ってから、私のビジネスがきっかけでこのようなカップルが誕生し、
子供もできて家族ができたという、素晴らしいカタチとなった!!
つまり、目に見える結果が出たのである。
そして、結婚披露宴でのスピーチでは二人にその感謝の気持ちを伝えました。
本当にありがとう!!
やっと、結果がでました!!
それも、お金では買えない素晴らしいカタチとなって・・・