こんにちは^^

柴 やすよ です。






最近ウィルスの話題が出ているので、

今日は少しそれについて触れるお話と、

ペットの闘病中などにも大切になる患者側の視点を、

私の体験談を交えてお伝えしたいと思います。







私が以前、


なぜか突然鹿に会いたくなって、


そう思い立った翌朝には一人で始発の新幹線に乗って広島(宮島)へ行った日の事です。







着いて直ぐに、


たくさんの鹿達に出会い、


交流を楽しみました。









宮島へ行ったのはその時が初めてだったんだけど、


島全体が女性性的なとても明るく優しいエネルギーに包まれていて、


私にとってとても心地のいい場所でした。





昇龍の雲がたくさん現れたり、


九頭龍のところでは光が降りてきたりと、


なんだかまるで天とでも繋がった様な心地でした。










そんな中、


あるお寺さんに引き寄せられてしまったんですね。


人力車のお兄さんが、

そこに凄くパワフルな波切不動明王という神様がいて、何か負のものを断ち切ってくれるといって勧めてきたんです。


最初は嫌だなぁーっと思ったんだけど、

逃げるのも嫌でw、

行ってやろうじゃん!って思って行ってみる事にしました。








そこに着いてみると、

それまで感じていた宮島のエネルギーと違って、

ピンっと空気が張っている感じがして少し肌寒さを感じました。


さっきまで鹿達と会っていた場所や厳島神社などとはまるで違う世界にいる様な。



他の場所では表情が緩んでいた私も、

何故かそこでは笑えない…そんな空気感でした。





そしてとうとう波切不動明王様に会い、
手を合わせました。



私は何を断ち切られるんだろう…?



その時はまだその何かは想像つかなかったけど、


得体の知れない恐怖とワクワクとの両方が私の中で健在していました。

何かが起こるに違いない…そんな予感が満載でした。


そしてその後、
私のその予感は見事に的中したのです。









帰りの新幹線に乗った頃、

私の腹部に胃腸炎に似た様な痛みがジワジワと押し寄せてきました。



寝たら治るかと思って座席で目を閉じていたものの、

遂には座席に普通に座っていられなくなって、

必死にトイレへと向かいました。



本当に辛かったんだけど、

私は誰にも悟られまいと頑張って普通のフリを装ってトイレに向かいました。(←何故笑い泣きw)





トイレの中で一人になった私は、

お腹に意識を向けて、

何とか痛みが治らないかと右往左往しました。



しかしとうとう耐えられない様な痛みがピークに達してくると、

お腹の中から張り裂けて突き出てきた意識があったんです。



それが、

ウィルスという、

一つの生命体の「意識」でした。




イメージはこんな感じ



肉眼で見るとお腹が突き出ている訳ではないのに、

私にはお腹から何らかの存在が突き出ている様に見えていました。

(第三の目というか、意識で捉えていました)




その存在から感じていたものは、

怒りという感情エネルギーの意識でした。



私はその意識体を包み込む様に手のひらを丸めてお腹に手をやって、

何とか怒りと痛みをなだめようとしていました。




この時までは私はウィルスがどういうものかをよくは知らなかった。


でも私がそこで体験したのは、

その存在には確実に「意識」や「意思」というものがあるのだという事だった。


そしてそれは、

確実に私の何かと繋がってた。

それはまるで、

私が内側にある私という存在と対面している様でもありました。




痛みが極限に達し、

もうこれ以上の痛みは存在しえないというところにまできて、

これより先は意識を失うしかないと悟りました。


生まれて初めて、

自分の死」というものに直面したのです。



その時、

自分の内側から溢れんばかりの思いが出てきました。


大切な存在達の顔、

まだ実現していない未来の夢、

後悔。。。




そして私は、

そのお腹の意識体に向かって、

声にならない声で謝っていました。


「ごめんね…ごめんね…許して…」

「もう大事にするから…ごめんね…許して…」




その時私の中に溢れ出てきた思いとは、

私が最も大切な存在であるべき私自身の事を、

大切にしてこなかったという悔しさと悲しみと、謝罪の念でした。



それまでの人生、

私は自分の価値を蔑ろにし、

自分を最も大切な存在として扱ってこなかった。


自分より他人の意見を優先したり、

自分の思いを押しこんで他人の心を優先したり、

自分をバカにして足を引っ張る様な事を言ったり、

自分の人生の決断やパワーを他人に明け渡していたりした。

私は自分の内側で、
数々のパワハラや虐待を自分自身に犯してきていたんです。



そんな自分自身に対して、

初めて、

ごめんね…と、

自分から謝るという事をしました。





そして痛みの中、

私は自分の死に直面しながら、

それでも、

生きたい

と思いました。


もう一度やり直したい!

生まれ変わりたい!

私は私を愛し、私を生きたい!

もう絶対に、
誰にも私の事を傷つける様な真似はさせない!

私が私を守る、私が私を大事にする、
私が私の一番の味方でいる!


そう胸の内で叫んでいました。



そう思った後はもう、

生きる事しか考えにありませんでした。




そして、

それまで周りの乗客に迷惑をかけたくないと思っていた自分を犠牲にした思いを捨て、

トイレに設置されている赤い非常ボタンを押しました。



私は絶対に私を守る。

私が私を助けるんだ!



私は倒れかけながらトイレのドアの鍵を解錠し、
ドアが開いた瞬間目の前に立っていた男性に、

「たす…けて…」

と言って、そのまま倒れ込みました。



その男性は私に慌てて声をかけて、

直ぐに誰かを呼びに行きました。

そして直ぐに乗務員さんがやってきて、

館内放送でお医者さんを呼んでいました。



その後新幹線は緊急停車し、

私は静岡県に差し掛かった辺りで救急車で病院に担ぎ込まれました。



駅のホームでタンカーの上に横になって運ばれていく私の視界に、

遠のいていく新幹線のドアからこっちを見ている人達の顔が見えました。

私を助けてくれたその人達の温かい眼差しと思いに触れ、

私の目からは涙が溢れていました。






つづく…