こんにちは。
柴 やすよ です。
私は女優のお仕事をしています。
だけどこうして、
ペットの食事や健康、病気予防や病気治療に関する事をお伝えするという事も、
アドバイザーとしてやっています。
どうしても伝えなくてはならない、
どうしても伝えたい !
そんな思いが心の奥深くに渦巻いています。
そのきっかけとなったのは、
私が以前、
一緒に暮らし、
たくさんの経験を共にしてきた、
私の最愛の家族である、
トイプードルのムックンです。
私はこれまでの人生、
ほとんどの時間を犬達と一緒に暮らしてきました。
最初にできた友達も、
私が2歳か3歳くらいにたまたま出会った捨て犬でした。
その頃から学生時代に至るまで、
私には動物病院やペットフードという概念すらなかったし、
食事はご飯やお味噌を主体とした家族の食事と同じものを食べていたり、
野菜も畑から採れた旬のもので全てが美味しく新鮮でした。
今の様な遺伝子組み換えされた食材や農薬、食品添加物などとも無縁でした。
また、愛犬に何か症状が起きた際には、
朝まで外の犬小屋の中で一緒に過ごし、
たくさんお話して泣きながら私のせいだと言って謝って、
元気になってほしいという願いを本人や神様に伝えて、
あとはただただ祈っていました。
(そして翌朝にはケロッと元気になってたw)
ただ、それが大人になるに連れて、
私もいつの間にか変わっていったし、
世の中もだいぶ変わっていきました。
そうして大人になってから出会ったのが、
トイプードルのムックンです。
それまでペットの病気とは無縁だった私でしたが、
初めて自分のペットを、
病気にしてしまったんです。
私が、
病気にしてしまったんです。
その時既に私は、
世の中の情報の洗脳というものに染まっていました。
肩書きという洗脳にも染まっていました。
ペットフードや市販のペットのおやつを与えるのが当たり前だと思っていたし、
ワクチンが当たり前だと思っていたし、
やらなかったけど去勢手術も当たり前だと思っていたし、
当たり前の様に信じていました。
獣医さんが言う事は正しい事だと当たり前に思っていたし、
獣医さんが言う事は正しい事だと当たり前に思っていたし、
周りの言う事も正しい常識だと思っていた。
疑うという事を一切しませんでした。
ただ私の中では、
ムックンの事をとても愛してきたし、
できるだけ多くの時間を共に過ごし、
たくさんの愛情をかけてきたつもりでした。
誰よりも自分のペットの事を幸せにしているつもりでいました。
しかしながら、
神様はそれを許さなかった。
本当に大切にするとはどういう事か、
本当に幸せにするとはどういう事かを、
私に気づかせ、
目を覚まさせる様な体験を、
私に与えたのです。
私が最も堪えるであろう、
最愛の存在であるムックンを通して…
その日は突然訪れました。
ムックンの息の臭いがおかしかったので、
歯石取りが必要なんじゃないかという愚かな考えを持ち、
動物病院へ行ったんです。
そこで検査をしてもらった結果、
腎臓病と膵炎だと言い渡されました。
突然目の前に、
シャッターを降ろされた気分でした。。。
そうは言われても、
よく理解もできませんでした。
死ぬの？
助かるの？
あとどれくらい生きられるの？
どうしたらいいの？
腎臓病って何？
どうしたら治せるの？
そんな言葉ばかりが頭の中を巡っていました。
獣医さんに聞いても、
私の欲しい答えはもらえませんでした。
毎日皮下点滴を続けるしかない。
命の保証はできないけど、
腎臓に太い針を刺して調べてみるしかない。
それができる唯一の方法。
そう言われました。
今の私から見たら笑っちゃう様な話ですw
でも当時の私には、
そこで言われた獣医さんの言葉が全てだと思ったし、
あまりにも色々知らなさ過ぎて、
その時の私には選択肢が何もなかったから、
そこにすがるしかないと思った。
私には、
どうしてこの子が病気になったのか、
どうしたら病気って治るのか、
全くもって分からなかった。
自分のペットの事を、
身体の事を、健康の事を、
あまりに何も解っていなかったんです。
解っているつもりになっていただけだったんです。
自分の事が、全く見えていなかった。
自分の不甲斐なさと悔しさと絶望感がいっぱいで、
ただただ、
その場に立ち尽くすしかなかった。
ムックンの前で悲しい顔なんて見せられなかったし、
私にはどうする事もできなかった。
ただ、「分かりました。」と、
その一言を言うしかできなかった。
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