炎上  1958年 99分 | yasutsukuのブログ

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炎上  監督 市川崑 脚本 和田夏十 長谷部慶治 原作 三島由紀夫 金閣寺 1958年 99分

 出演 市川雷蔵 仲代達矢 中村鴈治郎 中村玉緒

 

三島由紀夫の 金閣寺 は読んだつもりだったけれども この 炎上 を見たら 多分文字だけを読んでいたのだと思い 反省しています。参りました って言うしかないくらい見事な作品でした。無駄の無い 場面場面が意味を持ってたし 全員が確かな演技をし 自分の役目を果たしていて 見終わってから 調べたら 当時から高い評価で 今更こんな事を書いてるのが恥ずかしい限りで何を今更書いてるのかって 馬鹿にされそうで、、、、

改めて 原作 金閣寺 を読もうって思ってます。

 

浅田次郎の 活動写真の女 で山中貞雄を知り 人情紙風船 を見たら 本の中で書いてあった通り 見事な作品でした、砂の女 を見た時 このとんでもないシチュエーションなのに ぐいぐい引っ張られて行き 人間の本能を描いていったし、鈴木清順の陽炎座 の摩訶不思議な世界観 大島渚の 絞首刑 で学芸会の様な作りなのに 最後の眩しい光線で世の中を現実を悟らせる演出 名作って 自分だけが感じてるって思ってしまう この大きな間違いなのに みんなが認めている作品なのに わざわざ書いてしまうのは 自分も認めてもらいたいからで 小さい人間です すみません。

 

YOUTUBE で映画の批評してる中で ソドムの市 に対して 不愉快 見るに値しないって言うコメントばかりなのが 納得いかなくて 書きます。実は 意外と自分の評価は高く 何をそんなにけなすのか分からなくて、そもそも ソドムの市 は エロ グロ スカトロ 猟奇 ナンセンス がテーマで しかし 映画は それだけにとどまらず 自分の地位を最大限に利用した癖を実現させた物語な訳で それを読み取ってなく 不愉快って言っている様で、そりゃ そんな趣味なんか無いのは 分かってる事で しかし 映画はどの様に見せるか 怖さをどの様に映像にするか チェンソーで切り刻む 映像と変わりない事で 理解してないなーって 思ってます、ゲーム も人間の理性をえぐりすぎてるって 言ってる人もいたけれども 人間の性格って そう容易く変わるものでなく 屋根から飛び降りて自殺する そこまでやってこそ トラウマが解消される なかなか深い内容だったと思います、そしてそれを コンピューターが計算してしまう所にも 驚いてしまいました。

それに控え 幕末太陽傳 はそんなに良かったとは 思えなかった。喜劇でもなく ドラマでもなく 中途半端に成ってしまったからかな、ついでに 松本人志の R100 Mの世界を描くものの 途中で怖くなったのか ちゃちゃを入れて 描ききれなかった あれさえなければ 良かったのに 残念。まだまだ有るけれども これくらいで終わります。