落合康友のライフワークのひとつ「自伐型林業」のご紹介。自伐型林業とは「自ら山林経営する林業」であり、現在全国各地で展開されています。

 

 

自家消費用の薪を確保するために木こりを始めましたが、森林の荒廃が土砂災害や水害、獣害などの要因になっている実態に衝撃を受け、生態系豊かな多様性ある森づくりを目指そうと、2019年「とうほく楽園の森づくり」を設立して、自伐型林業をスタート。

 

 

自伐仲間と一緒に、実家の山林や地元住民から集約してお借りしている山林で施業していますが、ここ3年来議員活動以外の時間は山にこもり、「森が甦ればまちも甦る」のコンセプトのもと、バックホウを自ら操縦し作業道づくりにひたすら専念していました。

 

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林業といえば森林組合などの事業者に施業を委託することが一般的ですが、委託経費を引かれると山主に還元される利益はわずかなもの。でも自分自身で伐出することで採算性が高まり、高性能林業機械を必要とせずミニバックホウやトラックなど3〜500万円の低投資で参入可能。

 

 

また「壊れない作業道」の施工によって土砂災害も防止し環境保全性も高まる。個人・夫婦・仲間単位でも取り組め、半林半Xといった多様な働き方も実現できるため、地方創生の鍵としても期待されます。
 
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今回の選挙戦に向けて掲げている主要政策3本柱のひとつ“地方回帰時代の先駆者となれ〜目標移住者年間100人〜”の中で、移住対策と組み合わせた「自伐型林業の聖地化」を謳っています。今移住や防災の鍵としても自伐型林業が注目を浴び、能代は比較的自伐に参入しやすい地域柄で森林資源も豊富。
 
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自伐林家が増えれば各地で森林整備が進む。市場に出せないような未利用材は木質バイオマス燃料として販売し小遣い稼ぎ。公共施設に薪ボイラーを導入することで安定した需要を創出。化石燃料への依存が少なくなることで経済が地域内で好循環。そして脱炭素。
 
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わたしの持っている人脈を生かして自伐講習を継続的に開催し、全国から参加者を募る。交流&定住人口へと結びつけていく。また高性能林業機械を使用する大規模林業と、自伐型林業が共存共栄することで、更に森林整備を促進。梅内地域で活動されている二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトのように、地域で自分たちの山を手入れしていくモデルを普及。
 
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今後森林環境譲与税を財源にした森林整備や、中国木材の進出によって、現場の人材不足が深刻化していくでしょう。最近は林業に新規就労する若者は増えていますが、これから想定される人材不足を補うことは困難。
 
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また中国木材が必要とする素材供給量を確保していくとなると、各地で皆伐施業が進められ水害・土砂災害のリスクが高まっていく。お断りしますがこれは中国木材の責任ではなく国の林政の在り方の問題。
 
 
適材適所の新しい林業スタイルを開拓し、経済性と環境性のバランスがとれた持続可能な森林経営を進め、わたしの掲げる「地域循環エネルギーのまち」「次世代木都と豊かな森づくり」にも政策リンクさせていきます。
 
 
全国一自伐型林業が盛んなまち能代へ!
 
追記:3月定例会の一般質問にて、伊藤洋文議員が自伐について取り上げていました。わたし以外にも注目する議員が現れてきたことは喜ばしい兆候です。
 
 

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