東南海トラフ大地震説ではこの30年間の間に大地震が発生する確率は60%だと言っています。マグニチュード9クラスのとてつもない大地震である。

 被災世帯は282万世帯でおよそ145万世帯が広域避難せざるを得ないという(東日本大地震では33万世帯が避難した)。

 東日本大震災の教訓が生かされなければならない!学校から近隣の山に逃げ上った子供たちが助かり、判断を誤って逃げ遅れた子供たちが津波に飲み込まれた。

 多くの家族に悲しい犠牲者が出た。一度高台に逃げ延びた人が家族を救助に戻って津波の犠牲になった。消防団員や行政職員が地域の住民に避難を呼びかける使命を果たして逃げ遅れたという気の毒な話に泣けてくる。

 国策で「防波堤の築造」が急がれるが、何より急ぐべきは「近隣の高台」や「命の丘」や「ビル建物」など逃げ場を確保することと、テンでっこに逃げる訓練をすることではないでしょうか。

 6年前の3月11日、3か月後に被災地に入った(県ボランテア協会の復興支援ボランレア活動に参加して)時の思いでが蘇ってきます。理に打ち上げられた大きな船の無残な姿、瓦礫の山をくぐって、あの一本松に励まされたものでした。

 静岡市民も他人ごとではないことをもう一度自覚しようではありませんか!