2、秋山川周辺・安倍口美和地区の道路改良整備について

(1)都市計画道路としての事業計画について

平成の大合併後に、旧静岡市にあった西ケ谷清掃工場と南沼上清掃工場と旧清水市の清掃工場の三つの清掃工場が二つに絞られ、葵区と駿河区のごみは西ケ谷清掃工場で、清水区のごみは南沼上清掃工場で焼却するようになりましたが、当時の小嶋市長が誇らしげに「これこそ清水・静岡合併効果の冴えたるものだ、と語ったことが思い出されます。   

 

一方で、静岡市を代表する茶生産の本場である安倍口・美和地域では「西ケ谷清掃工場の建て替え計画」を再度受け入れる中で、清掃工場施設の安全性の確保や住民の生活環境保全対策は勿論の事ですが、幾つかの地域振興策を要望しておりました。その一つが、市街地と地域を結ぶ愛称「安倍口・美和街道」の慢性的な渋滞を解消するための道路改良整備の促進でありました。

 

申すまでもなく「地域のまちづくり」は、道路改良整備と言ったハードな社会資本整備に伴って発生することが多いわけであり、特に、秋山川周辺住民にとっては、秋山川の脇を通る「水道町伊呂波町線」の拡幅改良事業は、四半世紀に及ぶ長い要望でありました。

 

また、この地域には「西ケ谷総合運動場」もあることから、「市民一人一スポーツ」を掲げる静岡市民にとっては、各種スポーツ施設への重要なアクセス道路であります。平成の大合併後13年の歳月が流れる中で、水道町伊呂波町線に於いては慢性的な渋滞を解消する事と、新しい「まちづくり」のための道路整備を期待し続けてきたのであります。

ここで質問ですが

   市計画道路水道町伊呂波町線の現在の進捗状況について

   二回目の登壇

伊呂波町交差点から与一一丁目までの350mの区間には秋山川があります。

答弁から、平成27年度の事業認可を取得、用地測量と用地取得に向けた物件調査が進んでいるとのことが再確認できました。

今後の用地取得などの諸事業に遅延が無いように精力的に取組んで頂きたいのであります。特に、秋山川を暗渠化する大事業予算を要することから、早期完成には政策上の「優先順位」が気になるところであります。

すでに西ケ谷清掃工場が運転されていることを踏まえて、市街地と地域を結ぶ「水道町伊呂波町線」残り350m区間の道路改良整備の促進でありました。

優先順位は第一番であるべきだということを要望いたします。