麻機地区の「柴あげ」って知ってますか???
麻機はおいしい「れんこん」が取れる地域です。
そのことは水が豊富で沼地が多いことを物語っているともいえるのです。
「遊水地」と言う言葉を耳にしますが、自然の理屈で水の遊ぶ場所、水が一時でも貯水できる場所が必要であります。
特に都市開発が進んで自然の森林や畑が吸収した水の行き場がなくなって水害が度たび発生しています。
麻機地域には雄大な遊水地が第1地区から第4地区まであって、市内の巴川流域の住民の水害対策に大きな役割を果たしております。
この遊水地には鯉やフナ、ナマズなど数多くの魚が生息し、カモやシギなど渡り鳥も多く生息しております。
この地域の伝統行事に「柴あげがあります。
寒い冬に少しでも水温が亜gる池の底に集まる魚の習性をねらって、
大きな木の枝、つまり「柴」を池の深い場所に沈めておいて魚を集めるのです。
「柴あげの日」にその場所を、大きなすだれで囲って、魚が逃げることができないようにしてから、
柴をはずして、大きな「たも」で魚を掬い取る漁法です。
食料として大切だった昔の寒中の大切な漁業の一つだと思います。
この地域にも第二東名が建設され、おおきな高速道路が見え始めました。
適切な「遊水地保全と環境整備が必要である・・・」と
地域の長老の方が話してくださいました。