本編を数回、副音声を聞いたので感想をば。


絶望の物語だと聞いてはいたけどこれほどとは…そして新たな絶望を生み出して終わってしまった。


ウルとスノウは死が怖くて不死を願ったのに得られなくてソフィとリリーは願ってもない不死を得てしまった。リリーもソフィがクラウスを探してるようにソフィを追うのかな。リリーが生き返った時にソフィはもういなかったからきっとソフィはリリーが不死になったことを知らない。この物語は何処に行くんだ…


ソフィは初めこそクラウスを探してたはずなのに長すぎる時間を一人で過ごして何かが狂ってしまったんだね。望んだ不死ではないし誰かと出会ったとしても必ず自分の前から消えてしまう。だから不死の仲間を増やしたくてクランを作った。そんで薬の名前が「ウル」って……

つらいよーかなしいよー!!!かつての唯一の友達の名前を付けた薬を使って永遠の友を作ろうとしてたなんて。どんだけ寂しかったのさーー!!

ソフィに救われて欲しいけどどうやったらソフィが救われるのかわからない。彼が一番願ってるのは「死」なのか「ウルのような友」なのか、もうわからなくなっちゃった。


マリーゴールドは彼女が主役の舞台を一回だけ見ただけだからうろ覚えなんだけどソフィがクランに連れてくる所で話が終わったと思うんだけどこれはその後のマリーゴールドなのかな。

その時にはソフィはこのクランを作ってたってことか。あー時系列が知りたい!!作ってる人もいるけどそれを見るとまだ見てない円盤のネタバレも見そうで見てないw

マリーゴールドにとってリリーは初めて手を差し伸べてくれた人なんだね。劇中でマリーゴールドが手を取ろうとして出来なくてその手をリリーが握ったところでめっちゃ泣いた…手を取ってくれたのはリリーからなんだよ。マリーゴールドがスノウを敵視してたのって記憶こそなくてもスノウとリリーが親友だったことを感じ取っての嫉妬…だったのかな。


リリーもソフィも辛かったけどスノウもずっと辛かったんだよね。そしてきっとリリーがシルベチカのことを覚えてるの知ったときスノウは怖かったんじゃないかな。シルベチカのことを覚えているということはソフィのイニシアチブが効かなくなっているということでこのクランでの日常が壊れてしまうかもしれない。このクランが壊れたらスノウが最も恐れる死が近づくかもしれない。んーでもそしたら最後マリーゴールドの記憶を戻したのがわからんのだよな…自分が不死がどうかを試した…?


紫蘭、竜胆はファルスの協力者とは言ってたけどファルスのイニシアチブで記憶を消されてたからホントの協力者ではなかったということ。オーディオコメンタリーでも末満さんが言ってたけど二人の物語が見たいな。


シルベチカとキャメリア、なんて切ない二人!!

キャメリアはシルベチカが死ぬ前からシルベチカに会いに女子寮にちょくちょく来てたんだろうな、冒頭のキャメリアも無意識にシルベチカに会いに来てたのか。


この作品って全部わかってから最初から見ると伏線だらけなのね。1回目は1つも気付かんかった…今見るとこんなに!?って思うくらいあるのに。勘のいい人は気付くもんなのかな。

ファルスがいつも良いタイミングで貧血で倒れるのクラウスの入りっぽいなぁとは思ってたけどまさか親玉だとは思わんかったよ。


ファルスが貧血で倒れてくる時に思わずお辞儀する紫蘭と竜胆


ファルスのキャメリアに対する「お館さまって化け物みたいだったりして」


お館様の手紙を投げ捨てるファルス(自分だから読む必要がない)


マリーゴールドがリリーを噛もうとした時のイニシアチブ


マーガレットの「ドブネズミの匂いがする」

普通にマーガレットが口が悪いんだと思ってたよ(笑)チェリーもダンピールだったのね。


チェリー達が地下室で見付けたノートに書かれた名前にファルスの名前がない

これは副音声で聞いたときめっちゃビックリした!「ほんとだーー!!!!」って。


他にも違和感を覚えるところはいっぱいあったのに1つも気付かなかったんだよなぁ…不思議なもんで。


しばらくは繭期を抜けれそうにないからいっそのこと浸っておこう。


次のTRUMPシリーズは何を買うかな。マリーゴールドかスペクターか…。