まず。
デビュー40周年の今年2024年に、
BON JOVIのニューアルバムが発売されたことを素直に喜びたい。
個人的にこのバンドには特別な思い入れがあるので、前評判が良かろうが悪かろうが発売日にCDで買う。
リッチーサンボラ不参加のアルバムとしては3作目。前作から約4年ぶりとなる今作「FOREVER」ですが、期待と不安の中リリースされた。
アルバムジャケットにはジョンボンジョビしかいない。
アルバム発売にさきがけて公開されたTrack①「LEGENDARY」を聴いた時の正直な感想は。
「ああ…またこの感じか…」
誰が聴いても、
良い曲なのは間違いない。
しかし、
80年代~90年代のBON JOVIをリアルタイムで体感している者としては、やはりこのバンドには過剰な期待をしてしまう。
前2作品よりかはロック色も強く、バンド感も感じれるものでしたが、ジョンのソロアルバム…? とゆう印象は変わりませんでした。
今のジョンの歌える音域や、リッチーサンボラ不在などの条件を考えると仕方のないことか…?
曲作りも、
ジョンとビリーファルコン
ジョンとジョンシャンクス
などのクレジットが多く、他のバンドメンバーがまったく関わっていないのは相変わらず…。この点に関してはすごく残念に思う。
デビュー時からのオリジナルメンバーであるキーボードのデヴィッドブライアンは、素晴らしく良い曲を書く人なんですけどね。
…と。ここまでネガティブな意見しか述べていませんが、、
音楽作品としてはクオリティも高く素晴らしい。
さすがです。
2016年のアルバム
「This House Is Not For Sale」からのファンの人たちには素直に受け入れられるのではないかと思います。
とくに今作は、
ティコトーレスのドラムがちゃんと鳴っている。前2作品に見られた「打ち込み…?」と思ってしまうような無機質感はなくアコースティックであり、確かにティコが叩いている。
そう感じるし。
そう思う。
他のインストパートもちゃんと楽器が鳴っている。
ギターもツボをおさえたリフやソロが聴ける。
しかし、
なぜかフィルXの存在感は薄い。
ニューアルバム「FOREVER」は、
落ち着いた大人のロック。
もちろんBON JOVIとゆうバンドの〝らしさ〝も確かにある。
カントリーやフォークの要素もあり多くのロックファン、音楽ファンを楽しませてくれる魅力に溢れている。
Track①「LEGENDARY」
Track③「LIVING PROOF」
Track⑧「WALLS OF JERICHO」
Track⑩「LIVING IN PARADISE」
~あたりのポップセンスは素晴らしいし、ロック色もありカッコいい。
とくに、
Track⑧「WALLS OF JERICHO」
のサビなどはおもわず一緒に歌いたくなる。
そして、
過去2作品と比べて明らかな違いは、アルバム全編通してポジティブな光に満ち溢れているとゆうこと。
繰り返し聴いていくと、今のBON JOVIが〝バンドとして〟表現したい事や、伝えたい音や思いがこのアルバムにはたくさん詰め込まれていることに気づく。
なかなかええやん。
このアルバム。
ええやん!
どないやねん。