JR山家駅から乗った1422M列車は定刻の07時57分に米沢駅に到着しました。
さてこの先どうしましょうか . . . . . と言ってもこの先は奥羽本線福島方面と米坂線との二択になります。
しかし米坂線坂町方面の列車は10時29分発坂町行きまでありません。
奥羽本線福島方面は普通列車が08時08分発福島行き、新幹線は08時40分発つばさ128号東京行きがあります。
こりゃ福島方面しか選択肢はないですよね。
しかも先発の08時08分発普通列車は新幹線に追い越されないので福島駅に先着します。
はい決定ですね。
列車は719系5000番台車の2両編成、平成3年日本車輌製です。
この列車の福島駅到着時刻は08時53分、ド田舎だけど一応JRの東京近郊区間沿線在住者としては福島付近では2両編成で「ダイジョブかいな。」という一抹の不安がありますが 。 。 。 。
向こう側の1番線には山形から乗ってきた701系が折り返し発車待ち中、とりあえず1枚並びを撮っておきましょう。
そういえば朝メシ食ってなかったわ。
ま、せっかく米沢駅に来たんだから
こちらでお弁当を購入して
乗ります乗ります 。 。 。 。 。(笑)
米沢駅発車時点でこの車輌のお客さんはオイラの他にスーツの方が約1名、うぅ~ん 。 。 。 。 。
実はこの列車に乗らないと、次の普通列車は
13時08分発まで約4時間ありません、というよりも普通列車は6本/日しかないんですよね。
米沢~福島間には急勾配の難所である板谷峠があります。
板谷峠は信越本線の碓氷峠・山陽本線の瀬野八越えと並ぶ難所で、キハ181系も補機を連結しないと峠越えができない急勾配区間です。
なので峠付近は赤岩駅・板谷駅・峠駅・大沢駅とスイッチバック駅が連続してましたが、新幹線開業による標準軌化により全廃されました。
こんな事情で元々両都市間の移動も少ないのでしょう。
では発車です。
すぐに米坂線が右へ分かれていき
米沢駅を発車した列車は関根駅に停車、ここから板谷峠にかかり最大33‰の急勾配が続く区間に入ります。
ここからは長大トンネル区間が続くので、運転席後部の窓には遮光カーテンが下ろされてしまいました。
なのでゆっくり座席に座って朝ごはんを食べましょう。
購入したのは 元祖牛肉弁当、昭和32年に東北初の牛肉弁当として発売されました。
米沢駅の駅弁というと 牛肉どまん中 が有名ですが、あちらは1993年(平成5年)の山形新幹線開業の伴って発売された駅弁、このお弁当の発展型といえるのではないでしょうか。
蓋を開けると、ご飯の量が少し少なめでその分おかず量が少し多いですね。
参考までに、
コチラが牛肉どまん中です。
そしてお弁当に合わせるのはやっぱり日本酒、美味いねぇ~。
ただ普通列車なのでテーブルがなくて食べにくいのがつらいところです。
んなことやってるうちに列車は
急勾配をかけあがって山間部へ
なんか暗いところで停まったぞ、と思ったら大沢駅、
続いて峠駅に停車します。
両駅とも元々はスイッチバック構造の駅でしたが標準軌化により同区間の貨物列車が廃止、通過車輌が全列車勾配起動ができる電車になったのに伴い、分岐箇所にあったスノーシェッドの中に移設されました。
峠駅と言えば峠の力餅が有名ですが . . . . . いましたいました、小さくてわかりづらいですが売り子さんがまだ健在です。
そして旧スイッチバック箇所へ行くルートもまだ左側奥に見えます。
この先はサミットを越えたので雨の中急勾配を下ります。
そして笹木野駅、ここまで来ると福島市の郊外になります。
福島駅の5番線ホームは標準軌になっていて奥羽本線(山形線)の専用ホームです。
この車輌はこのまま折り返すのかと思ったら
時間はまだ朝の09時前ですが次の普通列車は12時15分発までないので、回送列車としていったん引き上げました。
ここまでくれば新幹線の本数も多く、選択肢も多くなるのでひと安心です。