千葉で新築中の鉄骨造の本堂・書院・庫裡の鉄骨と木材の検査に行ってきました。
現場は千葉なのですが、鉄骨の制作と木材の加工は工事を請け負った松浦建設の本社がある石川県です。
朝、名古屋発の「しらさぎ」に乗って小松まで。
駅で住職とお庫裡様と合流して、現場監督の車で鉄骨加工場へ向かいました。
それ程広くない工場内は、組立られた鉄骨でいっぱいです。
本堂と書院・庫裡と構造が分かれているので、順番に建て方を行います。
一度に制作できないので、今回は書院・庫裡の鉄骨を検査しました。
柱・梁、部材の寸法、組立精度、溶接部のチェックを行い全て基準値以下であることを確認しました。
この後、さび止めを塗ってから現場に搬入、建て方を行います。
午後から木材の検査に松浦建設の加工場へ。
加工場には木材が山積みになっています。
今回使う桧の柱材に米ヒバの茅負、木負、裏甲など軒先の材料が並べられていました。
柱材は1本ずつ4面の木目を確認をしました。
桧も米ヒバもどれも良い材ばかりだったのですが、破風板に使う米ヒバの材は見事でした。
長さ約7m、巾3尺ほどの一枚板から破風板を削り出します。
来週から鉄骨の建て方が始まります。
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菅野企画設計 http://www.sugano-k.com/