Britt-Marie var her

 

2018年 スウェーデン映画

 

【監督】ツバ・ノポトニー

 

【出演】ペルニラ・アウグスト

     ペーテル・ハーベル

     アンデシュ・モッスリング

     マーリン・レバノン

 

【ストーリー】

 結婚して40年になる専業主婦ブリット=マリーは、仕事で忙しい

 

夫のために毎日食事を作り、家の中を奇麗に整えておくことが自

 

分の役割だと信じ続けてきた。そんなある日、ひょんなことから夫

 

の長年の愛人の存在を知った彼女は、これまでの生活を変えるべ

 

くスーツケースひとつで家を出る。しかし働いた経験などほとんど

 

ない63歳の彼女にまともな職は見つからず、ようやくありついたの

 

は、小さな田舎町ボリのユースセンターの管理人兼、地域の子ど

 

もたちのサッカーチームのコーチという仕事だった。

(映画.comより)

 

【コメント】

 スウェーデン映画だけど、日本の女性には共感できるんじゃない

 

でしょうか。家事をきっちりする毎日の主婦とそれが当たり前で、

 

妻は家事をする人みたいな考えの夫。入院した夫の元へ駆けつ

 

けるとまさかの愛人がすでにいて…。そりゃあ、奥さん怒ります

 

よ!そんなブリット・マリーは夫に内緒で家を出て、田舎町にたど

 

りつきます。そこでそれまで考えもしない子供たちのサッカーチー

 

ムのコーチをすることに。普通経験のないおばさんにそんなこと任

 

せないけど、そこはもう弱小のチームだから、誰でも良かったので

 

す。そこで戸惑いながらも、町の人や子どもたちに助けられなが

 

ら、彼女も独り立ち、子どもたち、町の大人たちも彼女を見て、変

 

わっていくんですよね~。

 

 

 そして、家事以外やったことなかったブリット・マリーもどんどん明

 

るくたくましく輝くようになります。人生って何歳になってもまだまだ

 

捨てたもんじゃないというか、先は何が待ち受けているかわからな

 

いもんです。

 

 スウェーデンらしいなと思ったのは移民もいて他民族多文化なと

 

ころ。ひょっとして日本のように単民族単言語的な方が珍しいのか

 

も。

 

 彼女の夫の場合、家事をしてくれる人がいなくなって彼女をみつ

 

けてやってくるんですが、彼にとってはやっぱりただの家事をしてく

 

れる人でしかないんですよね~。でも日本にもこんな人いそうだな

 

ー。

 

 とってもほんわか温かくなる映画ですよ。