JUDY
2019年 イギリス映画
監督 ルパート・グールド
出演 レネー・ゼルウィガー
ジェシー・バックリ-
フィン・ウィットロック
ルーファス・シーウェル
マイケル・ガンボン
【ストーリー】
1968年。かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨したジュディは、度重なる遅刻や無断欠勤によって映画出演のオ
ファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女は、幼い娘や息子との幸せな生
活のため、起死回生をかけてロンドン公演へと旅立つ。(映画.comより)
【コメント】
1939年のミュージカル映画「オズの魔法使」でドロシー役に大抜擢され大スターとして輝かしい時代を築いたジュディ・ガーランドの晩年
の人生を描いた映画なんですが、ドロシーとしてデビューする前の様子も描かれています。
とにかく超超超ブラック!芸能界とか女優の世界は私はまったくもって知りませんが、それに今はどうなのか知りませんが、当時はあん
な感じだったんですね。ハンバーガーも食べさせてもらえず、睡眠時間も短く、そもそも体形を維持するために薬漬けにされるって犯罪で
すよね???もうびっくりです。思春期のときにこんな生活強いられたら、そりゃあ屈折した大人になりますよ…。
それでも今の子どもたちがすごくいい子たち。巡業に付き合ってショーにまで出てても、素直。ジュディが愛情を注いでいたんですね。
だから彼女はきちんとした生活費を稼ぐために子供たちを元夫に預けてロンドンへ行くのですよね。
ロンドンでの久しぶりの公演スタート前にめちゃくちゃ緊張してるのを見て、こんな大スターでも緊張するんだなあって思いました。緊張っ
てしない人もいるけど、なんなんだろうなあ。それでも一度ステージに立てば本領発揮。素晴らしいです。
ロンドンでのファンとの触れ合いが素敵でしたね~。ファンのうちにまで行ってファンのピアノをBGMに本人歌うなんてもう長年のファンな
ら死んでもいいって思いますよね。そして最後のシーンの素敵なシーンにつながるんですが、こういうファンでありたいなあと思いました。
私はレニーがなじんでるけど、公式HPではレネーになってますね。どっちがいいのかな。慣れてるレニーでここでは話します。
レニーと言えばブリジット・ジョーンズシリーズの甘ったるいイメージでしたけど、アカデミー賞受賞のさすがの演技。完全に感情移入して
涙が溢れました。47歳で逝去は早すぎますよね。そうそうジュディといえば確か有名な娘がいたよねと考えてたら、劇中にちゃんと娘のラ
イザ・ミネリも出てきて(本人じゃないですよ)、スッキリしました。