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もうこれまた1ヶ月以上前の観劇レポなんですが、

このレポ書かない事には落ち着かないので^^;

えー、もうそれぐらい衝撃的で久々に魂持っていかれてしまったそんな作品でした。

そもそも「ポーの一族」の原作を読んでいなかったので、

お友達から借りて観劇前に一気に読み、

何世紀にも渡るあまりに壮大な漫画の世界感にまず感動したのでした。

そして、いざ花組公演へ。

なかなかチケットの取れない人気公演だったにもかかわらずラッキーなことにチケット当たって、

それだけでも本当に嬉しい事だったんですが、なんとなんと座ってびっくり。

かなーり前方の席で、それも端っこ。

端っこがいいってわけでもないんですが、

かなり近くでジェンヌさんたちの美しいお顔と姿を拝見出来ますからね~。

それもポーですよ!ポー!

こんな場所でしたよ。

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前置きが長くなったんですが、いざ観劇。

新作なので楽曲もどんな感じなのか予習レベルでは全体は分からなかったんですが、

舞台のみならず、音楽も本当に素晴らしかったです。

暫くずーっとCD聞きまくってました。

それぐらい耳に残る名曲揃いなのです。

特に「ポーの一族~♪」とか「哀しみのバンパネラ」とか「愛のない世界」とか。

シーラとポーツネル男爵がゆーるりと~って歌う「馬車」も好きだわ~。

で、もうみりおポーがすごいのなんのって。

完全にポーが乗り移ってましたわ。

特に1幕ラストの「愛のない世界」の最後の最後のシーンの演技には鳥肌たちまくりでしたよ。

アランに「妹を紹介するよ」ってとこね。


2幕も名場面だらけなんだけど、

いよいよ佳境の場面、シーラがクリフォードに見破られるシーン。

ここのシーラを演じる仙名さんの演技がすごすぎて

眼から手の動きから何から何までうまくってすごーって思いました。


それからラストのアランがポーについていくシーン。

バラのクレーンでの移動ですよ。

それはそれは美しいシーンなんだけど、

クレーンがガタガタしてて大変だろうなと。


これで終わりじゃなくってまた後の20世紀のギムナジウム。

ここで「哀しみのバンパネラ」の曲に乗って

ポーとアランが去るシーンがめちゃくちゃ余韻残って

すごくいい終わり方だなあと。

それからフィナーレがまたギュギュっと濃縮されてて

めちゃくちゃいいんです。

はじめの仙名さんが瀬戸さんと鳳月さんを引き連れて歌うのがもう美しくって。

3人とも美しくカッコ良いのです。衣装も煌びやかだし。

今回はトップコンビでの絡みはフィナーレでのデュエットダンスのみだけど

それがまた濃密で麗しく妖しく素敵でした~。



柚香アランもほんと美しいのに荒っぽくって思春期で色々と悩んでて、

みりおポーに心を許していくのがよく分かって・・・。

メリーベルの華優希ちゃんもほんとかよわくって可憐な感じがぴったり。

それからポーツネル男爵役の瀬戸さん、めちゃくちゃかっこいい。男爵そのもの~。

あの低音ボイスとシーラの高音のバランスがすごく心地よかったです。

それからクリフォード役の鳳月さん。

これまた色気あってモテモテな医者にバッチリあってていいのですよ。

鳳月さんってほんと不思議な魅力にあふれてますよね。

自然と目がいってしまいます。




というわけで、どこまでもポーの世界に魂を奪われてしまったのでした。

トートではここまでならなかったから

ポーは明日海さんの代名詞的な作品になりそうなそんなすごい作品でした。

あっ、知らない方いるかもしれませんが、

ポーの一族ってバンパネラ(=バンパイア)の一族のお話でございます。