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我的特攻爺爺
2016年 中国・香港映画
【監督】サモ・ハン
【出演】サモ・ハン
ジャクリーン・チェン
アンディ・ラウ
フォン・ジャーイー
リー・チンチン
チュー・ユーチェン
ジェームズ・リーガイ
【ストーリー】
人民解放軍中央警衛局を退役し、故郷の村でひっそりと生活している66歳のディン(サモ・ハン)。要人警護で
活躍していた彼も認知症と診断され、物忘れがひどくなる中で隣家の少女チュンファ(ジャクリーン・チャン)との
触れ合いを心のよりどころにしていた。ある日、彼女の父親が中国マフィアにロシアンマフィアからの宝石強奪を
任されるも、宝石を持って逃げてしまう。両マフィアの魔の手がチュンファに迫るのを察知したディンは、彼らとの
闘いを決意するが……。(シネマトゥデイより)
【コメント】
うひゃひゃー、好きな人にはたまらんサモ・ハン監督復帰作。香港舞台かと思いきや中国のロシアとの国境の
片田舎が舞台でした。それでいて広東語って不思議な感じ。
サモ・ハンさんプロモーションで来日してましたよね。相変わらずの見事なアクション。でも、役的にもう認知症
が進みつつある無口なおじいちゃんなのであまりセリフはないんだけど、隣の家の少女チュンファとの触れ合い
が泣けました。
で、そのアクションですが、ディンは要人警護をしていたってことでちゃんとそういうアクションをしているそうで
す。なんでもプロのボディガードは敵が二度と立ち向かってこれないようにするため、相手の骨を折ったり砕くこ
とが重要だとか。だからマフィアと戦う時、骨が折れる様子がわざわざ描かれていたんですね~。
今回20年ぶりの監督復帰ということでゲストが超豪華。出演者みんな豪華。脇役までとことん豪華!
まずはお医者さんにウィリアム・フォン。彼が広東語ってのも不思議な感じしました。それから隣人でチュンファの
ダメなお父さんがアンディ・ラウ。アンディがこんな役ってのもサモ・ハン映画ならではかもー。
個人的に受けたのは駅に座ってるおじいちゃんたち3人組。ツイ・ハーク、ディーン・セキ、カール・マッカという
香港映画界の大御所の皆さま方です。ツイ・ハークしか分からなかったけど他のふたりも明らかに大物感漂って
ました。
郵便配達のおじさんだっけなユン・ワーもどこかで絶対見た顔だと思ってたし、本当にちょこっと最後の方に出
てくるユン・ピョウも「あっ、ユン・ピョウだーっ」とテンションアップ!さらにやっぱり最後の方にちょこっと登場のエ
ディ・ポンにも驚きました。昔の人ばかりじゃなくて最近活躍している人たちもちゃんと出てる!
こんな豪華なゲストたちもサモ・ハンの電話一本で引き受けてくれたとか。さすがです。
チュンファ役のジャクリーン・チャンもそんな大物たちを前にとっても堂々と可愛らしく天使のようでした。
マフィアのチョイ役のフォン・ジャーイーは「ライズ・オブ・レジェンド 炎虎乱舞」でもサモ・ハンと共演していると
か。エディ・ポンも出てるし観てみたいな。
カンフー映画とか香港映画とか興味ない人が観たらどう思うのか分からないけど、カンフー映画=広東語で
しょーとかサモ・ハンとかレジェンドでしょーと思っている私には涙の出るような嬉しい映画でした。
あとは北京や上海ではない中国の見知らぬ田舎町の様子、ロシアマフィアとの抗争や癒着などなどそういうの
もあるんだろうなと色々興味深く観れました。
やっぱりカンフー映画と広東語に私の血は騒ぐのでした。もっと色々映画館で上映してほしいなあ。