季節的なものなのかどうか分からないが、日が短いとその分だけ寂しさが増すような気がする。このところ、どうにもテンションがあがらない。

 母が亡くなって3か月以上が経過し、遠方の友も線香をあげに来てくれた。週に一度の集まりにも出るようになった。が、なんだか、前にも増して侘しさがつのるようになった。

 これはグリーフケアが必要な状態なのだろうかと思い、昨日いろいろと検索してみた。死別を経験して、数年も立ち直れずにいた人の経験談も読んだ。これらの事例に比べれば、言い方はよくないが、僕は全然ましな方だ。けれども否応なく近づいてくる年末年始は、生きてきて初めての一人きりという状況になる。

 スマホで、年始のやり取りを友人たちとやるのは想像できる。けれど、それ以外はどう過ごしたらいんだろうかと、思ってしまう。大吟醸を準備し、あとはいつもの正月通りにした方がいいのかな。今年の正月が母の最後の正月になるのだったら、もっともっと豪勢におせちを作るんだった、と今にして思ってしまう。

 グリーフケアの専門クリニックは、県内にはない。気分転換も兼ねて、新幹線にのってグリーフケアのクリニックへ行った方がいいんだろうか。