本日は、ヒマ友K氏を誘って

ノブキ採りに行く予定だったが、

諸般の事情により延期することになり、

急遽、福井県の勝山市を

探訪することになった。


10時半過ぎにスタートして

道の駅瀬女にトイレ休憩で立ち寄り。

さすがに黄金週間?いや

ゴールデンウィークだけあって

全面の駐車場は、ほぼ満車状態。

いつもは、ロードバイクで来ているので

車で来たのは、かなりの久しぶりかも。


その後も国道157号線を走行して

谷峠越えで勝山市内に入り、

最初に訪れたのが、平泉寺白山神社。


養老元年(717年)、泰澄によって開かれ

平安時代以降は、比叡山延暦寺の

勢力下に入り、霊応山平泉寺として

知られるようになったとのこと。

鎌倉時代には、源義経が奥州藤原氏のもとへ

落ち延びる途中で立ち寄ったという

伝説も残っている。

最盛期には、6000坊の院坊を備えて

僧兵8000人を抱える巨大な宗教都市を

形成していたらしい。

しかし、天正2年(1574)の一向一揆で

全山焼失してしまったそうだ。

現在まで残っていれば、

それはそれは壮観だっただろうに。




参道入口にあるこの常夜灯は、

近世の嘉永4年(1851)に建てられたもの。

緩やかな参道を歩いて最奥の本殿へ。


幅が広く長い参道をゆっくりと歩いていると

往時の隆盛を想像するに難くないし、

何かしら厳かな感じすらして来る。


正面に見えるのが拝殿。

現在の拝殿は、江戸期に作られたものだが

一向一揆で全焼する前の拝殿は、

京都の三十三間堂よりも

大きな建物だったらしい。

拝殿の奥にある本社は、

1795年に焼失した跡に立て直されたもの。

綺麗な曲線の屋根は「くれ葺き屋根」で

建物は、すべてヒノキ材で作られており

その造りは「入母屋霊廟造り」と

いうそうだ。


本社から戻って参道入口にある

カフェで250円という良心的な値段の

コーヒーを賞味しながらマッタリとする。


その後、えちぜん鉄道勝山永平寺線の

終着駅の勝山駅へと移動。

恐竜のモニュメントが迎えてくれるとは、

さすがに恐竜のまち勝山らしい。


この風情のある駅舎は、

映画の撮影に使用されたこともあり、

国の登録有形文化財に

登録されています。

勝山永平寺線は、かっては京福電鉄の

一路線だったが、

2001年の列車衝突事故のため、

営業休止となり、

2003年からえちぜん鉄道に承継され

現在に至っている。


「勝山驛」と駅が驛となっているところに

歴史を感じます。

確かにホームの光景などは映画のロケに
向いているのかも。


このMC6101形車両は、

もと愛知環状鉄道で運行されていたもの。



駅前広場には、テキ6形電気機関車が

動態保存(動作可能な状態)されている。

動作可能な電気機関車としては、

日本最古のものになるらしい。


当時は貨物車両を牽引していたようだ。ら



次なる目的地への移動中、

勝山橋から九頭竜川本流に架かる

鯉のぼりが目に入って来たので

しばしの撮影タイムとなる。

昨日、ロードバイクでのポタリングがてら

見に行った津幡町下河合地区の

大海川に架かる鯉のぼりとは規模が違う。



次なる目的地とは、

勝山市のやや郊外にある

2020年開駅の「道の駅恐竜渓谷かつやま」。

道の駅の場合開業のことを開駅と

表すらしい。

施設内には、お決まりの物販コーナーや

レストラン等々がある。


ここでも恐竜が主役を張っている。


「道の駅恐竜渓谷かつやま」を最後に

帰路は、国道416号線で山越えして

小松市へ出る予定だったが、

5月31日まで冬季?通行止ということで

やむなく、来た道(国道157号線)を

戻ることにした。


途中の白峰で総湯に入るつもりだったが

駐車場が満車状態なので、

たぶんお風呂の方は、

芋の子状態だろうと判断して

白山市佐良地区にある大門温泉センターへ

行くことにした。

こちらへは、たぶん30年以上振りに

なるだろうと思う。

入浴客は少なく、ゆったりと入ることが

出来たのでやや長風呂になってしまった。


ここから金沢市内まで一気に舞い戻り

最後は、定番の「餃子の王将」での

ご苦労さん会&反省会となる。

いつものことながら、

運転するK氏には、誠に申し訳ないが

一人で生中を2杯いただく。

そして、この場で次回の行動予定は、

本日延期となったノブキ採りを

することに決定する。


そんなこんなで

ノブキ採りから「越前勝山探訪」へと

急遽転じた訳だったが、

久しぶりで勝山市を訪れて

十分に楽しむことが出来た。

しかし、ただ一つ心残りは

帰路に予定していた国道416号線を

通行出来なかったことなので

またの機会にK氏とともに

実行したいと思っている今日この頃です。