昨日関西ではテレビの深夜番組で

昨年の尼崎脱線事故の被害者のドキュメンタリーをやっていて、

つい遅くまで見てしまいました。


事故当時、先頭車両の運転席の真後ろに乗っており、

事故から22時間後、つまり翌日に救出された林君という二十歳の男性の話でした。

あの事故により両足を切断、義足や車椅子の生活となった彼ですが、

「あの日に自分の運命を変えられたとは思いたくない。」と言い切り、

今では自ら実家を出て一人暮らしに踏み切ったそうです。


私ごときの人間が当事者のことをウダウダ言うもんでは無いでしょうが、

その生きる姿勢に圧倒されました。


私は今まで生きてきて、本に書かれたような知識や技術よりも

自分なりの哲学というか人間力のようなものが

生きていくためには必要だと感じています。

そうしたものがあれば、知識や技術は自ずと身につけるようになり、

磨かれていくからです。


自立に向け、自分なりに考え、一人暮らしや勉強を始めた彼を見て、

まさにその通りだと思いました。


私ももっともっと自分を磨かねば・・・。




それにしても、「車椅子での生活なんて見られてなんぼや!」っていう発言には

ほんと関西らしさを感じました。


気を悪くされる方がいましたら大変申し訳ないんですけど、

私は関西に住んで、関西のそういう雰囲気が大好きです。