昨日のメルマガでうつ病の原因は脳の炎症という話を書きました。

 

炎症と言っても、通常イメージする炎症とは違います。

 

炎症には急性の炎症と慢性の炎症があります。

 

急性の炎症の例は以下の通りです。

 

・風邪で喉が痛い

・すねをぶつけて腫れる

・捻挫をして痛い

・首を寝違えて痛い

 

等。

 

このような炎症はわかりやすい症状があります。

 

一方、慢性の炎症はわかりにくいという特徴があります。

炎がメラメラと燃えさかるのではなくくすぶって燃え続けている感じです。

 

実は、本人もわからないうちに体中が炎症に侵されている人は多いのです。

 

 

例えば、肥満。

内臓脂肪が多いとそれだけで身体は免疫細胞の働きで炎症を起こします。

太っている人は身体が怠かったり疲れやすかったりします。

これも慢性炎症によるものです。

 

慢性炎症の原因として

内臓脂肪の他に主なものは「リーキーガット」があります。

 

リーキーガットとは聞きなれない言葉かもしれません。

リーキー=漏れる 

ガット=腸

日本語では腸管壁浸漏(症候群)と言います。

 

腸管に穴が開き、そこからいろいろな物質が体内に入り込み、

全身の細胞に炎症が起こるのです。

 

リーキーガットを引き起こす主なものは

 

・非ステロイド系消炎鎮痛剤

・抗生物質

・アルコール

・小麦のグルテン

・糖質

 

等があります。

 

痛み止めを常用している人

抗生物質を服用している人

毎日お酒を飲む人

砂糖や小麦製品を常食している人

 

こういう人はリーキーガットになっている可能性があります。

日本人の大半がリーキーガットであるという話も聞いたことがあります。

 

そして、リーキーガットのある人は

腸内環境も悪化しています。

 

腸が悪いと脳もダメージを受けます。

脳腸相関という言葉があります。

 

脳腸相関については

こちらのブログ記事で解説しています。

 

・脳腸相関とは?腸と脳の不思議な関係

https://seitai-sendai.net/ibs/noucyousoukan.html

 

上に書いたような物質の摂取を控えることが

腸内環境を整える最初の一歩になります。

 

砂糖と小麦を控えるだけでも

体調が大幅に改善します。