今読んでいた心理学の本にこんなことが書かれていました。

 

部屋を片づけられない本当の理由は

片づけると思考や感情がすっきりして

自分の中にある見たくない思考や感情まで見えてしまうから。

 

同様に、いつも忙しくて時間がないと言っている人の本当の理由は

「忙しくしていたら不安や焦りやストレスを感じなくてすむ」

「時間ができるといろいろ考えて落ち込んでしまう」

あるいは

「忙しくしていないと自分に価値がない」

という理由。

 

本人は意識の上ではそんなふうに考えてはいないのですが、

深層心理ではそうなっているケースが結構あるのだそうです。

 

・部屋が片付けられない

・いつも忙しくて時間がない

 

以外にも

 

・お金が貯められない

・頑張っているのに成果が出ない

・相手に思ったことが言えない

 

なども裏に本当の理由が潜んでいます。

 

深層心理では、頭で考えている自分とは違う自分がいます。

 

心の奥に住んでいるもう一人の自分がいるのです。

そのもう一人の自分が、今の自分を守るために

良かれと思っていろいろやらかしているのだそうです。

 

その構造がわからないと

表面的な悩みにだけ焦点を当てて

解決しようとしてもなかなかうまくいきません。

 

人間の心理は複雑です。

 

なかなか病気が良くならない、という場合にも

もう一人の自分が治らなくしている可能性があります。

 

それは悪気があってそうしているのではなく

自分を守るために治らなくしているのです。

 

治ると何か困ることがあったり

治らない方が都合が良かったりすることがあると

無意識に治らないようにしてしまうのです。

 

それをしているのは他人ではなく

当の本人なので最終的には自分が気づくしかありません。

 

慢性的な症状で困っている方は

表面的な症状だけでなく

心の奥にあるものと向き合ってみると

何か解決のヒントが見えてくるかもしれません。

 

 

お客様から教えていただいたこちらの本、

とても参考になります。

 

■わたしが「わたし」を助けに行こう

 

わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―