当院には様々な身体面の不調を抱えた方が来院しますが、いろいろお話を伺う中でご家族との不仲が大きなストレスになっているケースもかなり多いような気がします。
他人であれば知らんぷりをしたり縁を切ることもできますが、親子や兄弟など肉親の場合はなかなかそうもいきません。
物理的に離れていればまだ良いですが、一緒に暮らしている場合は毎日顔を合わせるのでいちいち気になってしまいます。
家族との不仲と症状
- めまいと不眠に悩む女性
・・・同居する姉と不仲で悩んでいる - 頭痛と腹痛に悩む高校生
・・・同居する祖母が口うるさくて悩んでいる - 不定愁訴に悩む女性
・・・定年退職して家にいるようになった夫と不仲で言葉も交わさない - 身体の疼痛で悩む男性
・・・一緒に働く父親との関係がこじれて悩んでいる - 足腰が痛くて歩けない女性
・・・娘さんとの関係がこじれて悩んでいる
等々、ここ数日に来院した人たちを思い出してみても、家族関係に問題を抱えて悩んでいる人が何名かいらっしゃいます。
それぞれ簡単に書き出していますが、詳しくお話を伺うとそれぞれにだいぶこじれています。
背後の問題としてそのようなストレス要因があると、表面的に身体にアプローチしても根本解決になりません。
しかし、ほとんどの病院や治療院では表面的な症状のみを追いかけて対処しようとしています。
根本解決の鍵
人間関係の不和も体の不調も、元をたどればエネルギーの不調和があります。
根本解決のためには自分自身のエネルギーを調和させていくことです。
そのためには自分自身と向き合い、自分の内面に気づく必要があります。
押し殺している感情のエネルギーに気づかないでいると、身体は症状という形でメッセージを送ってきます。
いろいろな想いをため込んでいることに気づく。
気づくことがとても大切です。
「気づいたからといって、だから何なの?」
という声も聞こえてきそうですが、気づくとエネルギーが変化します。
気づけずに、目をそらしているものに気づかせてくれようとして人間関係の不和や体調不良が起こっています。
このような考え方は医学的ではないし、一般的な考えでもありません。
でも、心と身体と魂のことを探求するほどに、気づきの大切さがわかってくるのです。