小学生時代。
教師に学校に軟禁された事がある。

休み時間だったと思う。
当時の級友の首を遊び半分で軽く掴んだところ、ホームルーム(帰りの会といった)にて首を絞められたとその級友が教師に告げ口をした。

教師は何故そんな事をしたのかと理由を尋ねたが、意地っ張りだった僕は沈黙を貫いた。

理由を言うまで帰さないと言われ、僕は学校内に軟禁された。

その後、僕を教室の外で一人待たせ、教師達は会議を始めてしまった。

ヒマだった僕はその間に教師から見つからないように腰を屈めて逃走。

無事帰宅。

翌日、こっぴどく怒られる。今度は会議をしている教室の中に軟禁された。

会議が終わるまで、何を問われてもだんまりを決め込んだ俺に教師は手を焼いていたようだった。

最終的に、質問は何故昨日勝手に帰ったのかという話に変わり、

僕は泣きながら
「寂しかったから」と押し殺した声で答えた。

解放された時には外は真っ暗だった。

教師は母に連絡を入れ、自転車で迎えにきた母に送られ俺は帰宅した。

その時母と何を話したかあまり覚えていない。

ただ、帰っておいしい物食べようねと言われた事だけは今でも記憶に残っている。
インコのピーちゃんが来たのは幼稚園の時だった。
帰ったらいきなりインコがいたので父親はさぞかし驚いた事だろう。

当時、うちにはスノーマンという吊り下げ型のねいぐるみが飾ってあった。
鳥カゴからピーちゃんを室内に放つと、必ずといっていいほどスノーマンの上にとまって、ご機嫌に尻尾をフリフリしていた。

そして、必ずといっていいほど、スノーマンの上にフンをしていた。

そんなピーちゃんだが、ある可哀相な事件を起こしたことがある。

いつものようにスノーマンでご機嫌になった後、ぐるりと部屋を一回り。

着地点は食事の準備が整った食卓のうえだ。

つかまりやすいと思ったのだろう。

ラーメンどんぶりのフチに足を付けた瞬間、ぐるりと体をつんのめらせラーメンに向かって顔から突っ込んだ。

バタバタしてどんぶりからなんとか脱出。

命に別状は無く、体だけ洗ってやった。

突っ込んだラーメンはうちの母が嫌々ながら頂いた。
母は偉大だ。

ちなみにその後、ピーちゃんは室内散歩の際に窓の隙間から外へ飛んでいってしまった。

目の前で逃げられた事が子供心にショックだったが、ピーちゃんは二度と帰って来なかった。

そこで僕はインコを飼っている人の家から別のインコを頂いた。
本当にちゃっかりしていた。
はじめまして。安いプライドを持つ男です。

僕は岡山に生まれ、会社員の父と専業主婦をする母に育てられました。

その頃の住まいは某企業の10階建て社宅で、同世代の子と交流を深めながら幼少期は健やかな子供でした。

当時は人見知りも少なく、よそのおばちゃんがセキセイインコを捕まえるのをみるや「インコは僕が先に見つけた。だから自分の物だ。」と言い張って手に入れるようなちゃっかりした子供でした。

ちなみに、そのインコはピーちゃんと名付けて家族皆で可愛がってやりました。

すぐに鳥カゴを買いに連れて行ってくれた母親の優しさは今でも忘れません。

一番安い鳥カゴを母が選んだ事も今だに忘れられません。