アセスメントでは、原始反射の残存があり、入力情報と視覚情報処理の部分に影響していると考えられた為、身体のコーディネートからミッチリ行い、身体地図の向上後に眼球運動や視覚認知のトレーニングを実施。
当初、四角や三角などの積木模倣が、角度が変わると認識できなかったのが、今ではズラしや回転操作が入ってもスムーズに再現できるようになりました^ ^
また、視空間認知の向上により、空間の中での左右認知や身体の使い方もスムーズになりました。
また、失敗に対する不安要素、分からない事を「分からない」と言えないアウトプットの弱さも軽減し、ビジョンを通してソーシャルスキルも強化されたように感じます。
トレーニングを円滑に進める為の「構造化」や「配慮」も重要であり、必須であるとも考えますが、残念ながら生きていく中で必ずしも構造化された状況があるとは限りません。
通いのトレーニングで関係が築かれる中で、構造化から少し外した、失敗に慣れる要素も大事かと考えます。
トレーニングによって、実行できる資源ができたなら、それを知識として持つだけでは無く、引き出す方策も教えないといけないし、失敗した時の切り替え、固着しすぎない事をスキルとしてつけるのが理想です。
構造化された状況で「ビジョン」が使いこなせるのも有効ですが、やはり様々な場面や人の前で使える「ビジョン」でないといけません。
これは、厳密にビジョントレーニングなのか?と言われれば、様々な要素が入る療育的なものとも捉えられますが、あくまで切り口は「ビジョン」を足掛かりとしたものであり、トレーニングでの成功体験の積み重ねや、失敗しても良いという経験が「伸び」に繋がったと考えます。