皆様こんにちは。
[Trainer & Organic Farmer]の安岡宏祐です。
今回のテーマは『カロリーゼロ飲料』です。
数年前から、炭酸飲料水や清涼飲料水、アルコール飲料にいたるまで
たくさんの飲料メーカーから『カロリーゼロ』製品が発売されています。
大量のテレビCMや販促企画による刷り込みによって
多くの消費者は『カロリーゼロだから太りにくい』という
妄想を膨らませながら、こぞって購入をしている印象です。
さて、私も多くのお客様から下記のような質問をされることがあります。
『炭酸飲料が大好きで、ダイエット期間中も止めれるか不安。
せめて、カロリーゼロの炭酸飲料なら太らないから飲んでも
大丈夫ですよね?』
私は決まってこう答えます。
『カロリーゼロ飲料単体で太ることは極めて不明ですが、
大量に人口甘味料が使用されている製品がほとんどですので、
太る原因を作る可能性は高いです。
残念ながらカロリーゼロ製品でも摂取は控えていただきます。』
カロリーゼロ飲料を飲んだことがある方は感じたことがあると思います。
『カロリーゼロだから砂糖は使われていないはずなのに甘い。』
なぜこのような現象がおこるのでしょうか。
それは人工甘味料が起因しているからです。
では、人工甘味料とは何なのか。
簡単に言うと、「人工的に作られた甘味調味料」といったところでしょうか。
原料はさまざまで、アミノ酸や酢酸などがあります。
甘味は一般的に砂糖の500倍前後あるものがほとんどです。
一応カロリーはゼロですので、単体だけですごく太るということは極めて不明です。
しかし、砂糖の数百倍も甘味がある物質を摂取することで、
その後の食欲を増進させてしまうことは確実です。
せっかくカロリーを抑えて生活しているにもかかわらず、
食欲が増進してしまい、結局食べるのを我慢できなくなる。
そして肥満になる。
これでは本末転倒です。
消費者の購買意欲を掻き立てるためのキーワードを模索し、
広告戦略を立てることは、メーカー側からすると全く問題のない
販促方法です。
その製品の良し悪しを一つの情報だけで判断するのではなく、
多角的に判断することも現在の消費者には求められているのかもしれません。