いよいよ篤姫が江戸へむかう。最後に篤姫のお披露目みたいな感じで

家臣などがあいさつに来る。その中に今泉家の両親もいた。

 

しかし篤姫が思っていたのとは違って、いかにも儀礼的なあいさつで、ろくに

父と母と話ができず泣き出してしまう。

 

あまりにも島津斉彬はふびんに思ったのか、特別に家族と会う機会をもうける。

 

なんていい殿様なんだろう。私はこの島津斉彬に一目置いている。

 

飛ぶが如くだったか、西郷隆盛が島津斉彬に会ったとき、斉彬は、

たしか「農民は宝だ。」と言っていたのを思い出す。西郷はそれに感動してひれ伏す

シーンがあったのを思い出す。かなり前なのでもしかしたら違っているかもしれないが、

そんな感じだった。

 

そんな斉彬は、篤姫に京へ行くように言う。薩摩藩というのは、外様大名ということで

いろいろ他のものに不服を言われたりするだろうということで、京の公家、右大臣の近衛公

の養女になるように言う。近衛公の養女ならだれも文句は言わんだろうということらしい。

篤姫は、とても寂しそうだった。

 

鶴丸城からいよいよ篤姫はかごにのって江戸へと向かう。参勤交代でいくようだ。

2カ月かけていくらしい。費用も今の5億ということで莫大な費用がかかる。

外様大名にこの参勤交代をさせ出費をさせるのが、江戸幕府の狙いのようでそれにしても

鹿児島から東京を歩いていくのだからきつすぎる。

 

途中 篤姫の実家の今泉家による。かごをとめ 頭を下げる父と母を篤姫は見ている。幾島から

礼はしてはいけないといわれるが、篤姫はしてしまう。

 

篤姫の顔見て、父は嬉しそうに笑った。私はそこがとてもよかったと思う。

篤姫にとってこれが両親との最後となるようだ。

 

桜島が良く見えるところまで行く。篤姫は降り、桜島に向かって、「今後の薩摩を頼みます。」

と叫ぶ。思わずなおごろうや西郷、大久保が飛び足してひれ伏す。

篤姫にとって最後の薩摩となる。船の中から自分の生まれ育った薩摩を見ている。

 

今回の篤姫はとても良かった。感動した。 薩摩の人はいいひとばかりだな。少し薩摩藩について知りたくなった。