お笑い芸人から学ぶ、『情報伝達力』について。 | 佐野泰典の混沌と創造~赤い上場企業の漆黒社員~

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株式会社 売れるネット広告社の社員である佐野泰典の私的なブログ。
勤めた会社が倒産したり、仲間らと会社立ち上げたり、再就職したりと騒がしい人生を送ってるけど、何のかんので人生って楽しいなぁなブログ。

こんにちは、ゼロイチマーケター佐野です。

 

今日は私の大好きなお笑いに絡めて

綴っていきたいと思います。

幼少期、ドリフ(特に志村けん)や

ビートたけしにお笑いの洗礼を受けました。


小学生の頃、ダウンタウンやとんねるずが

私にとってヒーローだった。

何気に私の人生には、『お笑い』がつきまとう。
(自分の人生を振り返っても、

なかなかお笑いだな〜と思える事象はあったが、

それはまた今度の話。)

で、今日はお笑い芸人から学ぶ、情報伝達力。

情報伝達力はWebにおいて

最も重要なファクターの1つと考えています。

どれだけ意匠性の高いデザインでも、

サイトの商品の良さが伝わらなければ全く意味がない。


逆に意匠性の乏しい、

弱そうなサイトでも上手く伝わりさえすれば

製品への問い合わせがあるかも知れない。

結局のところ、情報伝達力次第だと思っています。


例えばECサイト1つをとっても、

直で販売する営業の代わりにWebサイトが

代わりに営業を担ってくれるとあれば、

サイトの伝えたいことをしっかり

伝えなければ意味がありません。

伝えたいことをしっかり、

ダイレクトに相手の脳みそに伝えられるか。

WebサイトにおいてSEO対策などの

外部施策はもちろんのこと、

内部施策におけるライティング、

その中でもしっかりコンシューマーの

心と脳みそに訴えかけられているか。

もっと言えば、

商品が手に入った時の姿を

相手に想起させられているか。


ぜひ、振り返る材料になれば幸いです。

で、お笑いの世界だとどうなるのか。


お笑い芸人の中でも、

その情報伝達力に長けている人は大勢いる。

中でも代表格の芸人さんが1人。

フットボールアワーの後藤輝基氏である。

フットボールアワーといえば、

M-1グランプリをはじめ

漫才賞レース総なめ記録を持つ

技巧派漫才コンビですね。


ピンでもフット後藤の

ツッコミのワードセンスは

業界の内外で評価が高い。

瞬間的に状況を捉え、

例えツッコミで現場を盛り上げ、

視聴者もそのコメントに納得する。


もはや名人芸と言えます。

彼の情報伝達力は、その『例え』にあります。

彼の例えワードを紐解くと、

絶妙に物事の度合いや匙加減を

具体的にしてくれていると気付きます。

例えば大きいものを見て、

それがどれくらいの大きさなのか。

これは文字面だけだと、

どう表現するでしょうか。

cm(センチメートル)だとか、

数量の単位を使用するかも知れません。

そこをフット後藤だと

『こんなん、ジャポニカ学習帳くらいありますよ』

と、絶妙に身近なモノに例えて表現します。

それも身近過ぎず、

絶妙にイメージしやすいモノに置き換えてみせる。

それ故、視聴者は実際に見ているモノのデフォルメとして、

別のモノをイメージし大いに笑かされる。


と同時に、実際のモノの大きさもしっかり刷り込まれる。

と言うモノです。

フット後藤の強みは、

まさに絶妙な『例え』を用いた

情報伝達力ではないでしょうか。

そして、共演者や視聴者が思わず

『分かる!』『あるある』と思える、

言い換えれば共感を呼んでいると言えます。

これは、我々Webマーケターの世界で言うところの

『刺さる』という感覚に近いと思います。

Webサイトのライティングに

置き換えてみるとどうでしょうか。

『この商品は良いですよ!』

と盛んに喧伝しても、

どれくらい良いのか分からない。

商品の良さがダイレクトに、

閲覧者に伝わらないからですね。

もっと、閲覧者の脳みそと心に

突き刺さるワードでなければなりません。

言い換えれば、

商品を買ったらどうなるのかを

明確に提示する必要があります。


このテクニックは人それぞれですが、

私が意識しているのは

 

『主語を商品に置かない』ことですね。

商品は、ではなく『お客様は』である。

これによって、相手は

『商品を手にしたらどうなるんだろう』

と考える。

例えば


『今、あなたはニキビに困っていますね。
そんなお肌に潤いを与えてくれる、

新しい商品に触れてみませんか?

○○のような、もち肌になったら良いと思いませんか?』

流石にフット後藤のようなワードセンスはないが、

そういう風に置き換えてはどうだろう。

伝わればOK、伝わらなければワードを変える。

どれだけ、閲覧者に効果をリアルに感じてもらえるか。

サイト閲覧社の購入スイッチを押させるのは、

プレゼンがいかに刺さっているか。

これを意識するかどうかで、

ライティングが変わります。

ライティングが変われば

情報伝達力も変わります。

当然ですが情報伝達力は、

CV(コンバージョン)にも関わってきます。

強いサイト、売れるWebを目指す上で、

ぜひ意識してみてください。