ジョン | 冬のブログ

冬のブログ

家族の思い出や周りの人への感謝の気持ちを忘れないように綴っています。
大好きなスケートのこともほんの少し、たまにですがゆるゆると書いています。
自然の中で静かにぼんやりしているのが好きです。
退職後は晴耕雨読な生活を夢見ています。

いつからだったか、気がつくと、頭をなでられている・・・。

振り向くと、小さな男の子。

 

何かおしゃべりするわけでもなく、私の頭をもしゃもしゃなでています。

そして時々「じょん。」と言います。

 

 

私は天然パーマのくせっ毛。

もさもさでうねうねではねはねの髪。

夜お風呂上りに必死でドライヤーでセットしても、朝はたいてい髪が大爆発しています。

ドライヤーの後、30分ぐらいはおとなしく髪がまとまってるんだけどなぁ・・・。

 

雨の日や風の強い日はさらに悲惨な有様に・・・。湿気+強風=最悪。

会社に着くと、なんだか頭部に視線を感じる・・・ことも度々。

髪がからみあって、どこかの公園の野外アートみたいになってる・・・。

手櫛で髪がさらっと戻ることないんだもん。

・・・もう半世紀以上生きているので、もう慣れたけど、めんどうくさい髪なのです。

 

 

そんな私にぴったり!と美容室で勧められ、数か月前、最終兵器ヘアアイロンなるものを購入してしまいました。

でも、使う度、耳にやけどを・・・(私だけ?)

生来ものぐさなので、なんだか面倒くさくなってしまい、いつの間にか洗面所に放置されているヘアアイロンさん。(ごめんなさい)

 

 

 

なので、謎なのです。

なんでこんな私の頭さわりたいの?

もっとさらさらで、つやつやの髪の人いるのになぁ・・・。

・・・まあいいけど。

子どもは変なものに興味を持つのだ。

たぶん。

 

 

そっとなでなで。そしてもしゃもしゃ。

あれ?さっき泥団子作ってなかった?

手、洗った?

 

・・・ま、いっか。

泥団子も私の髪もかえるも、まあ同じようなもんでしょ、君には。

 

 

☆。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

ある日、社宅の子どもたちが遊んでいるのをながめていたら、その子のお母さんが話しかけてきました。

 

ちょっと前に、長い間飼っていた老犬ジョンが亡くなって、家族みんなが悲しい気持ちになっていて、男の子は学校へ行くのをぐずったりしていたそうです。

ところが、最近落ち着いてきて、ご飯の量も増えてきたので、とてもうれしくて・・・でも、なんでだろうと思っていて・・・

「犬のおばちゃんとこ行ってきた。」

と言うので、犬を飼っている人のところに遊びに行って、なぐさめられているのかな、と思っていたそうです。

でも、昨日、男の子が絵を描いていて、その絵を見て、なんとなく理由がわかったそうです。

 

 

 

不思議に思いながら話を聞いていると、お母さんは男の子が描いたという小さな絵をくれて、お礼を言って帰っていきました。

それは、私の似顔絵でした。

 

 

 

 

 

 

いぬのおばちゃん?

 

どうも私はジョンと雰囲気が似ているらしく・・・

 

 

男の子が描いた私。

ふぅん、私ってこんなふうに見えているのかぁ・・・。

 

 

あのね、絵がじょうずだね。

ジョンの犬種がなんだかわかったよ。

たれ耳で、もしゃもしゃの毛のわんちゃんでしょう?

年老いて病を得、毛艶もなくなった老犬ジョンに、ぎゅっと抱きついている男の子の姿がなんだか目に浮かびました。

 

 

こんなぼさぼさの髪だけれど、ジョンの手触りに似てたのかな・・・。

なんかね、なんか・・・うん、こんなことって・・あるんだな・・・。

ほほえましいみたいな、せつないみたいな・・・

いつもは私の髪を乱す秋の風。

それがいつになくやさしく感じられました。

 

 

こんな髪でよかったらね・・・

うん・・・

いつでもね・・・

 

 

☆。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

あのね、おばちゃんもね、生まれた時からおうちに犬がいたんだよ。

そしてね、その犬が死んだ時にね、学校に行きたくなかったよ。

思い出したよ。

学校に行ってる間に死んじゃって、知らないうちに死んじゃって、悲しくて悔しくて、死にそうだったのに気がつかなくて、ありがとうもさよならも言えなくて、ごめんね、ごめんね、って泣いていたんだよ。

 

(ねぇ君も、そうだったのかなぁ・・・。)

 

返事はなかったけれど、男の子は、とがった石で、地面にジョンの絵を描いてくれました。

 

 

☆。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

まだ小さいのに、大切ないのちの消失を一生懸命受け止めようとしていたんだな・・・と思いました。

そんな思いに寄り添いながら共有しようとしているご家族がいて、本当によかったと思います。

いのちは大切だと教えることはできるけれど、いのちの重さや深さを伝えることは難しい。

その子の心の中のいのちへの思いが育くまれる過程に、他人の私がほんの一瞬でも寄り添わせてもらえたのなら・・・その子に感謝したいと思います。

あのね、ありがとう。

やさしい気持ち、もらったよ。

 

 

 

☆。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

朝起きたら、娘が「お母さんの髪の毛、デビルマンみたいになってるよ。」と笑いました。

 

すごいでしょ。

誰もまねできない(まねしたくない、とも言う)唯一無二の存在(の髪)なんだから。

うん。ある意味毎朝前衛芸術?(言い過ぎ)

 

めんどくさがりで半乾きの髪で寝る+寝相悪い=お母さんのヘアパフォーマンス=楽しいからそのままでOK(by娘)

 

え~~~っと・・・一応ほめてるの?(;^_^A

 

 

☆。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

ある秋の日のお話でした。

 

秋と言えば、もうすぐオータムクラシックですね。(*^.^*)

全然関係ない記事ですが、気持ちはせいいっぱいゆづの応援です。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。