これまで3年間、縁あって某大学の大学院にて非常勤講師をさせていただいていた。


それが今年度末にコースが廃止されることになり、私の担当していた講義も後期は受講生が居ないという事で不開講となった。


簡単に言えば、先生稼業が終わりを告げたということだ。


先生稼業と言っても、週1コマの非常勤講師なのでアルバイトという程度の収入だが、やはり若い方、特に税理士を志望されている方と会って話ができるのが非常に楽しかったというか有意義な時間だった。


ただ、学校に行かなくなってもこれまで知り合った学生さんや大学の先生方と縁が切れる訳でない。逆な見方をすればこのようにも言える。つまり、火曜の3時から4時半の授業だったため、移動時間を考えると今までは授業がある期間は火曜日の午後は完全につぶれていた。


しかし、これからはその必要もなくなる。そう思うと少し戸惑ったというか寂しい気がした。


しかし、逆に言えば火曜の午後の時間が自由に使える。その意味ではありがたい。


何かを失う事は実は何かを得ることだと感じた。