2025香港国際競走の結果発表です。
香港国際競走とは
香港国際競走は、師走のシャティン競馬場で行われる4つのG1競走の総称。対象レースは発走時刻の早い順に次の通り。なお発走時刻は当初発表から5分繰り下げとなった(発走時刻は現地時間で日本との時差はマイナス1時間)。
- 14時15分:香港ヴァーズ
- 14時55分:香港スプリント
- 16時05分:香港マイル
- 16時45分:香港カップ
今年の香港国際競走は、中野雷太アナウンサーの予想が行われており予想は、次のとおり。
香港国際競走のRAKURAI馬
香港ヴァーズ
香港スプリント
香港マイル
香港カップ
当日の中継体制
香港マイルと香港カップは、グリーンチャンネルとラジオNIKKEIの特別番組で生中継された。
またBS11では、週末に放送される「BSイレブン競馬中継」の第2部を特別編成にて対応。番組内で香港マイルを生中継した(香港カップは放送時間の関係で中継せず)。
今年の香港国際競走のJRA公式映像およびラジオNIKKEIの実況は、山本直アナウンサーが2年ぶりに担当。香港チャンピオンズデーに続いてシャティン競馬場に乗り込んだ。
香港ヴァーズの結果
香港国際競走の最初のレースは香港ヴァーズ。
香港ヴァーズの発走時刻は当初の発走時刻から5分繰り下げ15時15分に変更。そのためカペラステークスと同時刻に発走。
レース結果
- 1着:⑤ソジー
- 2着:③ジアヴェロット
- 3着:④ゴリアット
フランス馬で1番人気そしてRAKURAI馬のソジーが優勝。このレース唯一の日本馬だったアーバンシックは直線で失速して馬群に沈み10着惨敗。
香港スプリントの結果
香港国際競走の2レース目は、2021年のレースでピクシーナイトが他の馬の落馬に巻き込まれ競走中止となった香港スプリント。香港スプリントは、阪神ジュベナイルフィリーズが終わってからの発走。
レース結果
- 1着:①カーインライジング
- 2着:⑩レイジングブリザード
- 3着:⑥ファストネットワーク
RAKURAI馬で圧倒的1番人気のカーインライジングが優勝。2着にレイジングブリザード、3着はファストネットワーク。カーインライジングは破竹の16連勝。
日本馬は、サトノレーヴが9着、ウインカーネリアンは11着でともに惨敗。香港馬の牙城を崩せなかった。
香港マイルの結果
香港国際競走の3レース目は香港マイル。香港マイルからはラジオNIKKEIの生中継が入る形となった。レース実況は引き続き山本直アナウンサー。
今年の香港マイルは、ソウルラッシュのラストランとあって「有終の美」となるかに注目が集まった。
レース結果
- 1着:②ヴォイッジバブル
- 2着:①ソウルラッシュ
- 3着:⑧レッドライオン
1番人気の香港馬ヴォイッジバブルが2番人気の日本馬ソウルラッシュとの競り合いを制し優勝。2着はソウルラッシュ、3着が9番人気のレッドライオン。
RAKURAI馬のエンブロイダリーは馬群に沈み11着惨敗。
香港カップの結果
香港国際競走の最後は、香港カップ。
レース結果
- 1着:①ロマンチックウォリアー
- 2着:②ベラジオオペラ
- 3着:⑤キジサナ
圧倒的1番人気の香港馬ロマンチックウォリアーが優勝。2着に日本馬でRAKURAI馬のベラジオオペラ、3着は3番人気のキジサナ。ロマンチックウォリアーが香港カップ4連覇。もう1頭の日本馬ローシャムパークは5着。
横山和生は、キジサナの進路を妨害したため制裁金10万香港ドル(日本円で200万円)と1/1からの騎乗停止の制裁が科された(香港カップでは降着制裁は科されず)。
騎乗停止をJRAに適用した場合は、2025年開催最終戦となる有馬記念は騎乗できるが、金杯がメインとなる2026年開催開幕節が騎乗不可となる。
今年の香港国際競走の総括
今年の日本馬は、勝つことができなかった。
一方の香港馬は、香港ヴァーズ以外は勝っており香港スプリントに至っては掲示板独占。16連勝のカーインライジングと香港カップ4連覇のロマンチックウォリアーは、大舞台の強さを実感。
香港国際競走のRAKURAI馬は、日本馬を本命にしなかった香港ヴァーズと香港スプリントが1着。香港マイルが11着で香港カップは2着だった。
来年こそ日本馬の活躍に期待したい。