KSRでぼちぼちと ちょっとだけシリンダーホーニングとポート加工 | さこパパの趣味日記 ACT2

KSRでぼちぼちと ちょっとだけシリンダーホーニングとポート加工

今日からGWの後半戦。

前半とうってかわって、暑ーい。

でも夜は寒ーい。

寒暖差ありすぎ。

 

今日は予定どおりKSR弄りをやりました。

 

実は少し前になりますが、会社の帰り道にちょっとだけ全開で走ったんですが、一瞬後輪ロックしちゃったんです。

そのあとは何もなかったように普通に走れたんですが、恐らく焼き付きまでは行かなくても、抱きつきを起こしたんだと思います。

 

それと、もう一つ気になっていたこと。

KSRのシリンダーをボーリング&ホーニングするとポートが下がり、ポートタイミングが変わりエンジンの特性が低回転寄りになってしまうという情報。

確かに、今の状態は6000rpmからモリっときて8000回転で頭を打ってしまいます。

 

街乗りでは問題ないのですが、もう少し上に伸びたら、楽に走れる場所もあります。

目標としてはトルクを出しつつ、上の回転数をもう少し伸ばすポート加工です。

 

ということで、多分抱きついてるだろうシリンダーとピストンの修正とポートの修正に今回チャレンジします。

 

会社からホーニング砥石とリューターを借りて帰りました。

ホーニングはシリンダーを外したらやっさんの工房でやる予定です。

 

 

早速、シリンダーを外すために分解していきます。

タンクを外して、マフラーを外します。

 

シリンダー側は結構カーボンが付着してますね。

 

 

サイレンサー側はちょっとオイリー。

 

 

クーラントを抜き、キャブレターを外し、インシュレータを外します。

シリンダーヘッドを外すために、上部のマウント板を外します。

板の左サイドはネジを緩める為に2ストのオイルタンクを外さないとアクセスできません。

タンクを完全に外すと面倒なので、ねじを外して垂らすだけ。

 

ヘッドのクーラントのジョイントを外して、プラグコードを抜いて、プラグを抜いてからヘッドのボルトを外します。

 

プラグは周辺がちょっとオイルが付いてるね。

真ん中はキツネ色?

 

 

プラハンでコンコンしながら、ヘッドを外します。

 

お、ヘッドのほうは良い感じの焼けじゃないですか?

 

 

 

シリンダーの方を除くと・・・あー! ポートの両脇から縦に傷が入ってますね。

昨年のオーバーホール時に行った、ポートの面取りですが、排気ポートの両脇はリューターが入りにくかったので面がとりにくかった。

面取り不足だったかな。

 

 

シリンダーのボルトを緩めて、いよいよシリンダーを外します。

 

 

あー、やっぱり。

吸気側で抱きついてました。

ピストンリングのつなぎ目からですね。

 

 

やはり排気側はポートの両脇辺りの傷がピストンにもありますね。

 

 

シリンダーの方はそこまでひどくなかった。

 

 

 

シリンダーを外したので、やっさんの工房に行きました。

やっさんは不在ですが、勝手に入って、道具使ってよいとのことでした。

カギは預かってますので、中に入って早速作業をします。

 

シリンダーはバイスに噛みます。

 

 

電動ドリルにホーニング砥石を取り付けて、回転させながら手動で砥石を前後させてホーニング。

今回の目的は傷の均しなので、軽く砥石を掛ける感じです。

 

 

クロスハッチがつきました。

 

 

やっさんの工房での作業はこれだけ。

あとは帰宅してから、シリンダーのポート加工とポートの面取りをします。

 

ネットで先人様達の情報を見てポート加工のことを色々調べました。

良く知っている人やプロからすると私の勘違いもあるかもしれません。

やるからには間違っていてもすべて結果は自己責任ですね。

 

排気ポートは横に広げると、トルクが上がる。

ただ、広げすぎるとピストンリングが引っ掛かって焼き付きの原因になったりするとか。

ポートを上広げると高回転形の特性になる。

 

などなど、形もさまざまでその形で特性が変わるらしい。

やりすぎると圧縮にも関係してくるらしく、ちょとずつ削って都度試すのがいいみたい。

結局突き詰めていくとチャンバーとかも含めてトータル的に仕上げていかないと意味がないらしい。

 

で、いろいろ考えて、前のホーニングで下がったであろう排気ポートを上げる(どのぐらい下がるかはよくわかっていないですが)。

CADで書いてみると、角度が80度で0.25(直径で0.5mm)ボーリングしたら、1.1mm下がることがわかりました。

掃気ポートは角度がきついので結構下がるかも。排気ポートは角度が浅いのでそこまでは下がらないと感じました。

 

そんで、トルクを上げるために横に広げます。

掃気ポートは弄らず、形を整える程度かな。

 

いろいろ考えて、排気ポートは上側に0.5mm削ります。

上面はなるべくなるべく平らな方が良いみたいなので、それも含めて削ります。

両脇は片側1mm、足すと両側で2mm広げました。

排気のポートがバイクを正面に対し、フレームとマフラーの関係で右に斜めになっているので、そういった場所もスムーズにブローダウンできるように工夫して削りました。

 

イメージはこんな感じ。

 

 

これが正解かどうかなんてわかりませんので、このぐらいで止めておいて、乗ったフィーリングを確認してから、気になれば再度やる感じですね。

今回の目的はあくまでも抱きつきの修正がメインですから。

 

あとは、全体的に鋳物のバリを取る感じ(ポート研磨ですね)。

 

 

ピストンの方も軽くサンドペーパーで修正。

見た目とは異なりそこまで酷な齧りつきではありませんでした。

 

ピストンリングも立っている角を少し殺しました。

 

 

シリンダーを取り付けて、キックでピストンを動かし心出し後、SMに記述されている規定のトルクで締めます。

 

 

後は、バラしたものを順に組み立てていきます。

 

マフラーは見える範囲でカーボンを除去してから取り付けました。

 

液状ガスケットが落ち着くまで、クーラントを入れず、少し時間を置きます。

普段できない個所をきれいにしたり、キャリアを磨いたり、カウルを磨いたり、チェーン張ったり、部屋に入ってカープ観戦したり。

 

 

カープが負けたのを確認してから、バイクの作業に戻りました。

クーラントを入れてエンジンを掛けます(クーラントのエアー抜きもします)。

インシュレータのオイルパイプは外してないので、エアー抜きの為の混合ガソリンでのエンジン始動は行いませんでした。

 

エンジンはすぐに掛かりました。

異音もなくスムーズ。

キックした感じは少し圧縮が落ちたように見受けました。

 

借りていた工具をやっさんに返すついでに試走しました。

坂道は怖いので、遠回りして平地を走りました。

少し慣らししながら、フィーリングを確かめるために全開にはしませんが、直線で少し上までは回してみました。

 

低回転時はそこまで変化なし。

今までは6000回転からグイっと来て8000回転ちょっとすぎぐらいで頭打ちしていました。

 

修正後はパワーバンドが変わり7000回転ぐらいからグイ―とます。

ちょうど1000回転ぐらいバンドが上がった感じ。

でもパワーバンドに入った時の音が今までとは違います。

より2ストらしくなったと言ったらいいかな。

エンジンは回りたがってますが、私が自制して回しません。

 

そして、回転数に対するスピードの乗りがプラス10㎞ぐらい上がっていました。

これなら、いままでの回転数と比較すれば、8000回転で頭打ちしていたので今回の修正では9000回転までは伸びる計算かな。

私の体重でも平地で90㎞出そうな感じ。

 

もう少し慣らし運転をしてから、いちど全開にしてみようかな。

 

帰宅してから、バイクを片し、出していた工具を倉庫に仕舞いました。

 

明日朝バイクがお漏らしをしていないか確認します(翌朝確認したら漏れていませんでした)。

 

さて、明日はズムスタでカープ観戦。

嫁さんの仕事の関係の方がひろぎんパーティールームを抑えていまして、昨年もお誘いいただき、今年も声がかかりました。

昨年は阪神戦で散々な結果でしたが、今年は勝てるかな。

明日は森下君先発ですね。

なんぼピッチャーが調子よくても、野手が打って点を取らんと勝てません。

今日のアドゥワは悪くない。 2失点はピッチャーの仕事を果たしてます。

小園が一人打っても、1塁にくぎ付けじゃあね。

怪我で抹消された上本に代わって2軍で調子よかったケンティー(中村健人)が上がってきた。

スタメンでの起用でしたが2軍のピッチャーと1軍のピッチャーはやはり違うのか結果が出せませんでしたね。

終盤の二俣君、宇草君の連続ヒットはよかったね。

ただ、その後のべテラン選手のあっさり攻撃が残念。

7安打も考えなしじゃ点とれんですね。

8回の秋山さんのバンドは自主的な判断じゃろう。

チャンスメイク良いと思う。

でも序盤からでももっと小技をと思う。

明日は晴れ。

やっと今年初のカープ観戦が出来そうなので、楽しみです。

今季家族は勝利観戦出来てません。

初の勝ち観戦になりますように。

ちなみに娘の誕生日です。

 

朝早いから、早めに寝よっと。

では!