油の話、人には必須脂肪酸があります。ω3系脂肪酸のα-リノレン酸とω6系脂肪酸のリノール酸、体の中で合成できないので必ず摂取しなければなりません。


他には動物性の油の飽和脂肪酸とオリーブオイルに代表されるω9系脂肪酸があります。戦後の食糧難の時はリノール酸を多く摂りましょうと言われていましたが、今では逆に摂り過ぎは良くない、炎症を助長するからです。花粉症、アレルギーなども関係しています。


学生の頃、味の素のCMで俳優中村雅俊氏が、「ベニバナ油は味の素!」と言っていましたが当時のベニバナ油は今と違いリノール酸リッチなのでこんなこと言えないですね。


だから最近ではω3系脂肪酸を多く摂りましょうといいことになっています、炎症反応を抑えるからですね。魚油もω3系脂肪酸、EPAやDHAです。一方、ω9系脂肪酸であるオリーブオイルは良くもなく悪くもない中立的な油。サラダオイルは菜種油やコーン油、綿実油などでこれらはリノール酸がメイン、だから我が家では通常使う油はオリーブオイルにしています。


最初は独特の風味が嫌でしたが今では慣れました。ただオリーブオイルもエクストラバージンオイルでないとダメ、さらにプラスチック容器ではなくガラス容器に入ったもの、油は酸化しやすいからです。α‐リノレン酸そのものを含んでいるエゴマ油やアマニ油もいいですが酸化しやすいので炒め物、天ぷらなどには使えません、ドレッシングなどに使うだけです。と、油もいろいろあり健康に関係しています。一時期アマニ油を使った時期もありますが今はオリーブオイルのみです。