朝、「まだ暗いな、まだ大丈夫かな。。」

と思いながら、2度寝しましたが、

友達からSMSやらBBMやらで

「外見て!!火山灰で真っ白だよ!!」

と連絡が!

え??

と思って外を見ると



ホントに真っ白でした。。。
しかも、なんか薄い硫黄みたいな匂い

何なになに???

とりあえず、どこかの山が噴火したみたいなので非難の準備をしてみたりしましたが、
どうやらクルド山という、ジャワ島の東にある遠くの山みたいだ、ということが
分かったのでひとまず様子を見ることに。



その間も、上のような写真がBBMにたくさんアップされてきていました。。。
「トゥグ」というジョクジャのランドマークのある交差点も、まるで雪国でした。
ジョクジャの空港も、危ないので全ての発着便がキャンセルされました。

こんな状態なので、仕事は自宅待機です。

次の日には、灰の雨は止んだのですが、今度は風で灰が舞い上がる~。。。

雪だったら解けますが、こちらは灰です。。
なかなか消えません。
おまけに、私のインドネシアの家は、もとから通気口みたいな穴が壁にあいているので、
灰が入り放題!!


どこも行けないので家に閉じこもっていましたが、食料がなくなってきました。
決死の覚悟(?)でコンビニまで!

道も真っ白、知らない道みたいでした。
コンビニで少しの間の食べ物をゲットです。



この状態、どうなるんですか??
と思っていましたが、雨で流れるのをみなさん待っている様子。

でも、天気予報ではジョクジャにまとまった雨が降るのは1週間後とのこと(涙)

それでも、2日後には雨が少し降り、屋根の上の灰は少し流れました。
基本的に雨は嫌なのですが、雨が降るのがこれほど嬉しい時は人生で
なかったと思います!

というか、自然に翻弄されたことがこれまであまりなかったので、
改めてどうにもならないことってあるんだなぁと感じました。


噴火から今日まで3週間弱ですが、灰はまだ道端に残っています。
消えるのはいつかなぁ。。。

インドネシアでは現在、雨季の真っただ中。
ジャカルタは洪水で大変なことになっていますが、
ジョクジャでも、毎日夕方ころになると、すごい大雨が降ります。



最近は、太陽がカラッと出ている日は少なく、
長袖Tシャツ、足も冷えちゃうので靴を履いて過ごしています。

そんな涼し目の日に食べたくなる甘いホカホカお菓子
マルタバックです。



私が好きなのは、チョコレート+ピーナッツ+練乳。。。という
すごく甘いやつ(笑)超高カロリー!!

甘いマルタバックは「マルタバック・ブラン(お月様マルタバック)」
そして、甘くないやつは「マルタバック・テロール(たまごマルタバック)」

といいます。甘くないやつには、ネギとか肉とかが入っていて、
こちらもおいしいです。

道端の屋台で売っており、注文してから作ってくれるので、
いつでも温かいのが食べられます。



そして、隣のお店は



ゴレンガン屋さん。
ピサン・ゴレン(揚げバナナ)
アヤム・ゴレン(鳥から揚げ)

そして!私の大好きな

スクン・ゴレン(揚げブレットフルーツ)



触感はお芋の天ぷらみたいな感じですが、甘くないです。
でも、ほのかに甘いときもあって、すごくおいし~



こんな感じで、おばちゃんが大量に揚げてます。

カロリー高かったけど、おいしかった~~~



昨年からAPEXがJICAの草の根プロジェクトで行っている排水処理モデルシステムの建設ですが、先日、今年度のモデルシステムの導入先であるテガール市スレロック地区の住民の方々がジョクジャカルタに見学に来られました。

現在のプロジェクトの前にも、APEXではJICAの草の根技術協力事業を2006年から2008年まで行っており、そのときに建設したモデルシステムがジョクジャカルタにあるんです。


「そのコミュニティを実際に見に行ってみたい」


ということで、はるばるテガール市からジョクジャカルタまでみなさんやってきました。


夜行バスならぬ、夜行トラベル!

注)インドネシアでは、日本でいう「長距離バス」の「ミニバン」版があり、「トラベル」と呼ばれています。
例えば、ジャカルタからジョクジャカルタまで直通で、わりときれいな車で(トラベルによるので注意!それと、夜行は避けた方がいいと思います)行けるので、よく利用されています。


朝方(4:30!早っ!!)、お祈りが終わってからすぐに出発したそうで、みなさん憔悴していましたが(笑)。。。

それでも、がんばってコミュニティ見学に行き、
モデルシステムを実際に管理している方からお話を聞いたり、
実際に、どのようにモデルシステムを動かしているのか、
また、どのように運転資金を収集しているのか、
などなど、自分の目で確かめていました。



やはり、運転資金の収集など、ハードルが高いようです。
そりゃそうですよ。
現在のインドネシアは、

「排水みたいな捨てる物に、どうしてお金を払うの?」

という世界です。


でも、スレロック地区の方々、実際に見学できたことで、とてもよかった様子です。
同行したPUSTEKLIMスタッフから聞いたのですが、


「本当に自分たちでできるんだ!!」


と、口々に言っていたそうです。
導入が決まる前、いくらプレゼンテーションや説明で、


「処理システムの運転は簡単ですよ。運転資金だって、そんなにかかりませんよ」


と言われて


「そうなんだー、いいね!」


と思ったとしても、実際にできるかどうか、実は不安だったんだなぁ。
でも、実際に住民が主体的に運営しているモデルシステムを見て、


自分たちでもできる!


と自信がついたみたいでした。
今回、見学に来てくださったということも

「自分たちでどうにかするんだよね。でも、実際、どうしたらいいのかな」

と、みなさんで話し合う中で疑問が生まれ、

「よし!行ってみよう!!」

と、なったんだと思います。住民の皆さんの、責任感の賜物です!
PUSTEKLIMでも資金的に少し援助しましたが、住民の皆さんたちにも出し合ってもらって実現した見学会でした。今回の見学が、実際にモデルシステムの管理・運営を始めた時に役立つといいな、と思いました。

まだ運転は始まっていませんが、きっとみなさんでやっていけますよね!

最後に、記念にパチリです。
それではみなさん、道中お気をつけて~