余命宣告を受けたらどうしますか?


ガンでもう手の施し用がなく

余命3ヶ月と言われたのだという


前回、お会いしたのは1月の終わり

それから余命宣告も受け、今は自宅にいる

というお客様のところへ伺った


何が食べれて何が食べれないのか

わからないので

生花では手がかかるから

ソープでできたソープフラワーを持参した

いつも太陽のように明るい方なので

黄色をベースにしたブーケ

オーガニックののど飴と

馬油と生薬で作られたクリームを持って


余命宣告を受けた3月は

まだ歩けたし車も運転できたという

その翌週くらいから

突然に足がいたくなり

階段が降りれなくなり

座っていられなくなり

手を離してはたっていられなくなり


今はリクライニングができるマッサージチェアに座っていて

上半身はまだ動かせるが

手がしびれて力が入らないのだそう


それでも

とても明るくて

しょうがないよね

なんて笑って言ってしまう


突然に動けなくなったので

慌てて仕事を引き継ぎしてくれたが

まるでできていないので

今もパソコンの入力をしてくれている


すごいな

ただただ感心するばかり


私はもう死ぬんだとわかったら

どうするだろうか

どんな態度でどんな感情でどんな日を過ごすだろうか


突然に手が動かなくなった経験をしたので

動かない恐怖と不安をほんの少しだけわかる気がする


家族はどんな気持ちだろうか

ケアホスピスも勧められたそうだが

家族から今いなくなっては困ると

自宅療養をされている


こんな時、マンションがいいわよね

と戸建ての不便さ、大変さを語っていた


たしかに

戸建てでは階段もあり車椅子がとおるにも段差がある

庭も放っておくわけにはいかない

独居であればさらに深刻になる


この世は陰と陽

時間軸に差があるだけで

陰と陽はおなじもの


余命宣告を受けたとき

私はどのように生きるのか

今、身体が動くこと

猫のえさを買って帰るこの幸せをしみじみと感じ

同時に死にゆく時のことを思い描くと

この世に生を受けていることだけで感謝であり

ほかの悩みや問題などなんてことないと思う