前回までは地面をやってましたが、今度はストラクチャーです。

⇒前回とやら

 

ビルを建てました。

 

こういう、最初からきっちり平行直角が出ていないと、後から盛った削ったではどうにもならんものは苦手で、ずっと避けてきました。

加工精度がそのまま現れちゃいますからね。

 

ということでこれも今回が初めてなんですが、初めての割にはまあまあ良くできました。

自己採点65点ってとこです。(甘いかw)

 

鉄道模型から拝借しようかと思ったのですが、いいのが無いし、せっかくだから自作することに。

以下、苦労の系譜。

 

まずエクセルで簡単な図面を作成。

エクセルはAltを押しながら線を引くと枠線に沿うので、簡単な図面ならこれで書けます。

(あらかじめセルが正方形になるように設定する必要ありますが。私は幅1高さ10にセルを設定してます。)

 

雑でも、切りながら考えるよりは書いたほうがいいですね。

精度の要る作業をする場合は、余計な頭を使わず作業をするだけのロボットに徹する必要がありますよねえ。

 

外壁を建物の3面分がくっついたままの形状で切り出し。

全部ばらばらに切り出すと、私の加工精度では窓部が間違いなくずれる(笑)気がしたので、全部くっついたままで一旦切り出しました。

 

そして3面に分割する前に、縦目・横目にプラ棒を貼りました。

これで縦の位置関係も一応保証されます。

横目のプラ棒は3mmコの字棒を使っていて、ここに床板を滑り込ませる作戦です。

 

建物の壁厚は1mmくらい(15cm相当)が適当なのですが、1mmのプラバンを切り出す自信はなかったので、0.5mmを2枚重ねることにしました。

形状をちょっと変えることで、0.5mm厚のディテールを作り込むことも出来ます。

今回は窓部とドア部分でそういうことをしてます。

 

最外装を貼り付け。これで1mmの板になりました。

内側の板は窓枠部分、上下1mmづつ細く切り出していて、これは窓を

貼るときのノリシロになる予定。少しよれてしまいましたが、最後は塗装でごまかす!

 

縦目のプラ棒に沿って3分割。縦目の棒があることで、左の壁がバラバラになってしまうことも防いでいるという作戦。

 

床板切り出し。3階建ての建物ですが、1階は窓が無いので、床を作らず、天井・3階床・2階床の3枚だけです。

中が見えなきゃ床もいらねえw多分1階はガレージかなんかなんだ。

 

外壁組み立て。

床板は単に床板だけではなく、外壁の直角を補正する機能もあります。

床板自体はまだ接着していません。

 

組み立て後、こんな塩梅。

 

2階床と3階床に内壁を建てました。

(多分)研究施設なんで、いきなり中が見える構造ではなく、外周廊下がある作りです。

 

その床をインサートして、後ろから見るとこんな感じになってます。

 

ところでビルが変な形をしているのはこういうわけです。

フレームの角で見切れる位置に置くため。

 

Alexさんと比較。こんなサイズ感です。

高さ7cmで設計したので、10mというところ。割と小さな建屋ですね。

 

この後は、天井のディテール作って、そのあと外壁の表面処理と塗装、窓入れって感じです。

 

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ところで今回初めて目盛り入りのプラバンを使った(wave製)のですが、これは(・∀・)イイ!!

普通のプラバンだったら多分3倍くらいの時間がかかっただろうし、精度ももっと落ちたと思います。まあ今回ビルを自作しようと思ったのも、このプラバンあってのことでしたけどね。

 

65点のブツが出来たのはこのプラバンのおかげです。

 

あと、切り出した後の端材も目盛りが入っているだけでゴミに見えなくなるというサイドエフェクトも。

普通のプラバンだと切り出したあとは基準が失われるので使いづらくなって私的にはゴミ化してしまうんですが、こいつは目盛りが入っているからまだまだ使えるという気になる。

 

ということで、細切れになったやつも保管されました。

 

 

もう普通のプラバンには戻れないかなw