皆様、いつもお世話になっております。

 

いろいろ予定変更があり、本日は夜遅く、しかも日付が変わった後での投稿になりました。

本日緊急事態宣言が明けたわけですが、私の楽しみであるコンサート鑑賞はまだまだ再開できそうにありません。思い出せば3年前の秋ごろに鑑賞した母校のOBの男声合唱団新月会のコンサートを勝どきまで見に行きました。若者の現役生のようにバーバーショップコーラスを取り入れておりました。

 

しかし、その新月会、実は今は亡き父方の祖父の憧れになっておりました。私が高校でグリークラブに所属していた時、大学のグリークラブや新月会と一緒にグリークラブフェスティバルというステージを年一回行っておりました。そのステージを祖父が父や母と一緒に見に来たことがありました。当時の祖父は75歳。新月会の指揮者は当時84歳の林雄一郎先生でした。新月会メンバーの中にも祖父と同年代やあるいはそれ以上の人もいました。元々は私の所属している高校のステージを見に来るのが目的だったのですが、OBの団体、新月会の演奏の方が印象に残ったようでした。

 

ステージ翌日、祖父から電話がありました。その時にも自分と同年代あるいはそれ以上の人が集まってきたのは大変刺激になり、エネルギーが湧いてきたとのことでした。

「何よりも楽しそうに歌っているところがよかった。コーラスの上手い、下手というものは自分にはわからないが、楽しく歌っているというのが伝わってきて感動した」と。

 

もしかしたら、年齢を重ねたから第一線は退くべきだと考える人もいらっしゃるかもしれません。それもそれで間違いはないですが、高齢でありながらも自分のできる範囲で活動を続けていくことは他の高齢の方々への刺激になったり、エネルギーにつながっていくことも多いです。年齢にこだわることなくやりたいことを楽しんでやっているという姿勢を見せているとそれが周囲の大きいサポートになっていることも多いです。

 

仮に祖父が生きていたとしたら今年100歳。さすがに祖父の年齢の人はステージには上がってくることはなかなかないですが、またコロナが落ち着いたら新月会のコンサートを聴きに行きたいと思います。