皆様、いつもお世話になっております。

 

5月6日となりGWが明けました。といっても、今年のGWはステイホームになった人が多かったでしょうから、あまりGWを満喫できなかったという方が多かったかもしれません。

 

新年度になり2ヶ月目になりました。今年度は久々に現代社会を担当しておりますが、自分の高校時代とは内容が変化していると感じております。それは、、「パラサイトシングル」という言葉です。パラサイトシングルという言葉自体は、「学卒後もなお親と同居し、基礎的生活条件を親に依存している未婚者」という意味になります。私が高校時代にはこの社会問題は取り扱われておりませんでした。学卒後も親と同居するという人はいましたが、基礎的生活条件を親に依存しようという人は教科書に載るほど深刻な問題ではなかったのだと思います。

 

しかし、現在は晩婚化が進んだこと、核家族化の影響により結婚後も親と同居する人が多くなっています。卒業後も親と同居すること自体は問題ありませんし、経済効率などを考えて同居するというのは一理あると思います。ただ、問題なのは基礎的生活条件を親に依存しようという姿勢です。かつての私のクライアントも精神的にも経済的にも親に依存していました。依存される親はずっとエネルギッシュに働き続けることができるというメリットはあるのですが、子どもであるクライアントは親への依存度をどんどん増大させていきました。正直私の手には余ったので現在は付き合いはありませんが、現在もあの時の状態であるのであれば、親が亡くなりでもしない限り、自立は期待できないと感じております。

 

そのような「パラサイトシングル」は学校の教科書に載るくらい深刻な問題となりつつあります。私自身、今後パラサイトシングルに向き合っていく必要があるのかもしれないと感じております。