皆様、いつもお世話になっております。

 

昨年、一昨年と「ボーッと生きてんじゃねぇよ」という言葉が流行しています。NHKの冠番組の一つ『チコちゃんに叱られる』の鉄板セリフですが、ボーッと生きるということに対して一発屋芸人とされる髭男爵の山田ルイ53世がボーッと生きるということについて語っていました(詳細は以下のリンクをご参照下さい)。

元々日本人は勤勉で怠けることを嫌います。かくいう私も例外ではなく動けないと体調が悪くなるくらい、怠けるのが苦手です。もともとスタミナそのものはないので気力に体がついていかなくなって発熱などして強制的に休ませられる、休まざるを得なくなるという事態に陥ることが多いです。そして、今の日本はコロナの影響下で休業を余儀なくされている人がたくさんいます。そして、その中でも何とか働こうとします。現状でもできることがあるはずだからそれを探そうとします。今後の経済の先行きが不透明なので働こうとするのは当然といえば当然のことです。

しかし、休むということも働くことと同じくらい大切なことなのです。例えば、漫画家や小説家などの場合、ただ机にかじりついている(いわゆる働く)だけではアイデアは生まれてきません。散歩をしたり、入浴したり、テレビを見たりして気分転換をしていく(いわゆる休む)中でアイデアを生み出していきます。

 

もし、現状、何もできることがない、何もやりたくないと思っている方がいらっしゃるとするならば、それは「休め」というサインかもしれません。今になって思うのですが、コロナによる休業は勤勉すぎる日本人への警告の意味もあったのかもしれないと感じます。ましてや今はゴールデンウイーク。仮にコロナでなかったとしても休暇でゆっくりしている時だと思います。一度休んでボーッと生きてみませんか。

https://hochi.news/articles/20200503-OHT1T50030.html