キラキラした袋に入っていた。
正確に言うとキラキラした巾着袋だ。
その巾着袋のキュッと閉まったところにリボンが結ばれている。
今泉のドン○ホーテの袋とは大違いだ。
※まぁ、最後にプレゼント全てを入れる袋としてド○キホーテ袋は最後の最後で大活躍をすることになるのだが。
袋を開けゆっくりとプレゼントを取り出す。
指で摘まんだ瞬間に分かった。
フォトフレームだ!
なるほど考えたな。
どこかで撮った写真をこっそり現像しフォトフレームに入れてプレゼントするあれだ。
嬉しくなり一気にプレゼントを袋から出す。
フォトではなく似顔絵でした。
しかも宣材写真の。
下手でもないが、上手くもない絶妙な画力。
「プライスレスなプレゼント」
と彼は豪語していたようだが、フリーズした僕の耳にはその時は入ってこなかったようだ。
フォトフレームはお金かかっただろと言うと。
「大丈夫です。百円SHOPなんで」
大丈夫の意味はよく分からんが、その瞬間からフォトフレームとは一切言わず、額縁と言おうと決めました。
とりあえずこの飾るほどでもない絵を飾ってみるところから始めようと思う。
マーシーありがとう。