前回のブログでも書きましたが、健康診断について今日は。









実は事務所で健康診断に行って下さいというお達しを受け、指定の病院…というかクリニック的な所に行ってまいりました。





とにかく病院嫌いな僕は、昼の2時~3時半までに受付をしなくてはいけない状況にたたされ、行くか行くまいか散々迷ったあげく、3時半ギリギリでクリニックに飛び込みました。





すると、そこには一般の方々にまじって波田陽区と、シャカ植松と、コア吉井が待ち合いロビーのソファーに座っていました。





仲間を見つけた俺は喜び勇んで駆け寄り、挨拶もそこそこに













安井「どんな感じ?」





と第一声。









みんなは声をそろえて













三人「良くはないです…」





なんだその微妙なニュアンスは!





不安になるじゃないか!









安井「な、何が良くないのさ?」





植松「採血あるんすよ…」









くっそぉ!予測はしていたがやはり採血あんのかぁ…









僕は無類の採血嫌いで、というより血に根本的に強くないんですが、すぐに立ち眩むんです。。。









昔、採血をしてる最中に立ち眩んで倒れそうになる僕を、母親ぐらいの年齢の看護婦さんの細腕に支えられ転倒をまぬがれたというハズい事件があって以来、『採血イコール倒れる』の意識ができてしまっているのです。













僕が意気消沈していると…









「吉井さぁ~ん」





と看護婦さんの声が。









どうやら次の採血の生け贄は吉井のようだ。









吉井が廊下のかなたへと消えてゆく…













数分間無言の安井、植松、波田。。。













吉井が腕を押さえながら帰ってくる。









安井「どうだった!?」





吉井「…」





安井「…吉井!?」





吉井「三本分です…」





安井「…何が!?」





吉井「…」





安井「吉井!何がだ!?」





吉井「注射器三本分の血を採りますよ…」





安井「…うそ…だろ?」









僕の方を向いた吉井の顔面蒼白の顔を見て、ウソを言ってはいないことを悟るのにさほど時間はかからなかった…









何てとこに来ちまったんだ。。。









ドラキュラなみに血を採りやがる。。。













やがて、波田も植松もドラキュラに呼ばれ、顔を白くして帰ってきた…









その間に僕は、視力検査や身長・体重、聴覚やレントゲンなどの比較的セーフティーな検査(レントゲンですらちょっとビビったぐらいです…)を受けて気持ちが少しづつではあるが落ち着きを取り戻していた。









ただ、ひとつ嫌なのが、名前を呼ばれ、それぞれの番号の部屋の扉に入るまで何の検査か分からないところだ。













突然!





「安井さぁ~ん」の声!!









来た!

採血来た!!









死刑台に向かう囚人のように覇気のない歩みでドラキュラの棲む場所へと向かう。









そしてドラキュラと対面。









優しい顔した看護婦さんだが、騙されるな!









結局は生き血を奪う吸血鬼なんだ!









看護婦「はい、じゃ腕出して下さいね~」





安井「先生…僕、イスに座ったままじゃ倒れます!」





看護婦「貧血起こす?」





安井「絶対起こします!」





看護婦「絶対って…じゃあ、ベッドに横になってしましょうか?」





安井「それで是非お願いします!」









ベッドに横になる僕。





早速、注射器を持ち出す看護婦さんにあわてて









安井「先生!最近の医学はかなり発展してきてますよね?」





看護婦「そうですね」





安井「そうとう進歩してますよね?」





看護婦「…そうですね」





安井「その進歩たるや凄いですよね!?」





看護婦「…そうですね」





安井「…だったら」





看護婦「…だったら?」

















安井「注射器三本分も血を採らなくてもちょびっと採れば分かりますよね!?」





看護婦「ダメです」









プスッ!!!!









あっと言う間に針は刺さっておりました。。。









それから先はあまり記憶にありませんが、約一分間ぐらい血を採っていた感覚があります。。。









でも、クラッとすることもなく無事終わることができました!





看護婦さんありがとう!





あなたの採血のスキルは素晴らしい!





この僕が立ち眩まなかったのだから!!

(ま、立って採血してないけど…)









意気揚々と待ち合いロビーに戻る。









ほっとする僕。









山場は越えたと思った。













この後、波田、植松、吉井の口から発する驚愕の言葉を聞くまでは・・・





後編に続く…