こんばんは。お元気ですか?作曲家でヴォイス・アクターのハリーです。
今週は天気が相当にムーディーで、青空が見えたかと思えば強風や雨。皆さん、暖かくしていますか?花粉症の方も大変だと思いますし、何より風邪など召さぬよう、ご自愛くださいね。
さて先日、仲良くしてくださっている日本の名ギタリストであるハンク西山さん、そして彼がメンバーとして活躍するB-EDGEのライブにお邪魔しに、東京駅前のコットンクラブへ伺ってきました。
1980年代の日本のポップスが好きな方はご存じかもしれませんが、80年代”後期”に『オメガトライブ』のリード・ヴォーカルとして、そして90年代初期にはソロ歌手としても活動したシンガー、カルロス・トシキさんが昨年久方ぶりにシンガーとして活動再開し、そして今回は昨年に引き続き2度目の来日公演ということで、B-EDGEがカルロスさんのバンドとして再び活躍。本日渋谷クアトロにて今ツアーの千秋楽を迎えました。
B-EDGEのメンバーにはかつて、オメガトライブのツアーバンドメンバーとして活躍した方もいますので、いわばオメトラプチ復活といっても、あまり言い過ぎではないかもしれません。
聞くところによれば、ある夜には杉山清貴さんもお見えだったとのことで、また今年は『杉山清貴&オメガトライブ』結成35周年を記念した再結成ライブも控えており、今年は史上稀なる「ダブル・オメガトライブ」を一気に体感できる年、といっても過言ではないのでしょう。
ライブは実に大盛り上がりで、リアルタイムで『1986オメガトライブ』『カルロス・トシキ&オメガトライブ』の歩みをライブやザ・ベストテン、トップテン、ミュージック・ステーション等で体感した世代の方々が多く来ており、これだけ静かな間があったことを一気に払拭するかの如く、きっとそれぞれの心の中で思い出を手繰り寄せながら、2018年の今にアップデート作業を、といった感慨深い表情を浮かべる方も多くいらっしゃいました。しかし改めて音楽の力って、すごいですね。
ライブ途中の、カルロスさんのMCでは、オメガトライブのオーディションからソロに至るまでの歩み、ご自身の思い出を振り返り、オーディションへのきっかけをくれたオメガトライブのプロデューサー藤田さん、そしてバンドのメンバー、新川博さんや和泉常寛さんをはじめとした、レコーディングで支えてくれた作家やミュージシャンの皆さん、そしてファンの皆さんへの感謝の言葉で溢れ、オメガトライブヴォーカリストのオーディションで歌った、杉山清貴&オメガトライブの名曲『ふたりの夏物語』のサビの1ラインを歌ったり。真面目な話「Sentimental No No」で、暖かくIntimateで、優しいひとときとなりました。
終演後には楽屋へお邪魔し、ハンク西山さんに再会しました。
西山さんの音楽は私、ずっと大好きで大きな影響を受けており、同様に大好きなユニットRenaja(ルネージャ)のギタリストである新井現詞さん同様に、私にとっては日本のミュージシャンシーンにおける、大切な大切なギタリストであり、スピリット。ハンクさんはいつだって紳士で、そんな彼の人柄からも多くを学んでいます。
そしてカルロス・トシキさんとも。
活動休止してから色々とあったと思いますが、それでももうStay pureで、穏やかで優しい人柄なんです。MPBを愛するものとしては、いつかイヴァン・リンスとも共演して欲しい、そう思いました。
そしてB-EDGEのメンバーの方々と。
今宵はメロディが浮かんで止まりません。これから書いてきます。あ、カルロスさんに曲を書いてみようかな。次作で歌って頂けたら、、、僕の瞳はきっと、アクアマリン(トマト投げないで)。
どうぞ風邪など召さぬよう、暖かくしてお過ごしください!