おはようございます。
Yahoo!のニュースでこんな記事を見かけました。

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<<自称IQ150、ゲームオタクが知恵を絞った愚かな商売>>

違法コピーのゲームソフトを携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」で
使えるようにする改造プログラムを販売したとして、
不正競争防止法違反(技術的制限解除装置等の販売)の疑いで今年4月、
無職の男が栃木県警に逮捕された。
昨年12月の法改正以降、同容疑が適用されるのは全国初。
自称「IQ150」の男が知恵を絞った愚かな商売とは。

「なんで俺だけが…」

栃木県警生活環境課と足利署によると、
逮捕されたのは足利市大前町の無職、清水優一被告(29)=同罪で起訴。
起訴状などによると、清水被告は今年1月13日から3月1日までの間、
インターネットのオークションサイトで、改造プログラムと中古PSPを
東京都内の男性らに1セット約1万5000円で販売したとされる。

清水被告が販売した不正プログラムは、PSPのチェック機能を
作動させなくすることで違法コピーソフトを使用できるようにするというもの。
しかし、反省の色は薄い。
容疑を認めているものの、「なんで俺だけが逮捕されるのか!?」と
悪びれた様子もないという。

捜査関係者によると、実際、改造プログラムはネット上から
無料で不正取得することができるという。
改造プログラムとPSPのセット商品も、ネットオークションなどで
“違法販売”されていることが少なくない。

■“カネ”になる

「自宅にはスーパーファミコンから最新機種まで、ほぼ全てのゲーム機を完備。
いわゆるゲーマー」という清水被告。
当初は自身のPSPにネットで取得した改造プログラムを組み込んで、
違法ソフトを使用していたという。

ただ、ある日この改造プログラムが“カネ”になることを知る。
ネットオークションで改造プログラムとPSPが2万円程度で取引されていたからだった。

これなら自分でもできる-。
生活費に困っていた清水被告は平成23年11月ごろから、
ネットオークションで改造プログラムの販売を開始。
だが、直後に不正競争防止法の改正で、
改造プログラムの販売や譲渡が罪に問われるようになった。
インターネット上や実店舗で展示することも違法だ。
違反者には5年以下の懲役か50万円以下の罰金が課せられる。

■罪を重くした“知恵”

改造プログラムの販売に“新規参入”した清水被告は
売り上げを伸ばすため、知恵を絞った。
中古で仕入れたPSPのカバーやバッテリーを交換し、
外観を整えて改造プログラムとセットで販売。
価格も競合相手より5000円程度安く設定した。

低価格でも利益を上げようと、
交換に使ったカバーやバッテリーは中国から偽物を入手。
偽物の部品を付け替えたても「ひと目みただけでは
偽物とは分からなかった」(捜査関係者)という巧妙さ。
大学で理工系の学部を卒業した清水被告にとって、
本体の改造はお手の物だったようだ。
さらに、購入者には違法コピーソフトをダウンロードできる
海外サイトを教えるなど“完全サポート”していたという。

その結果、新規参入から3カ月ほどで60人の買い手がつき、
約100万円を売り上げた。
中古PSPの購入費など原価を差し引いても、
約50万円を荒稼ぎしていたとみられている。

だが、この“知恵”が自身の罪をさらに重くすることに。
偽物のカバーなどに付け替えたため、
ソニー・コンピュータエンタテインメントの商標権を侵害したとして、
商標法違反の疑いで再逮捕されたのだ。

■消費者にも責任

「『みんなが喜ぶと思った』と話している。
本人は“いいこと”をしたつもりなのかもしれないが…」。
捜査関係者が苦り切った表情で話す。

法改正後も改造プログラムの販売が後を絶たない背景には、
販売者に罪の意識が薄いことが挙げられる。

しかも、今回の事件からは安易に改造プログラムを
買い求める消費者の姿も浮き彫りになった。
「需要があるから犯罪に手を染める人間が出る」と捜査関係者。
改造プログラムなどの購入者は罪に問われないものの、
犯罪の片棒を担いでいることに変わりはない。

「消費者が不正コピーのゲームで遊ぶことを止めなければ
(消費者側にも)法的に制限をかけていくしかない」

デジタル著作物などの知的財産保護に取り組む
コンピュータソフトウェア著作権協会も、消費者に対し警鐘を鳴らす。
そして、こう続けた。
「不正コピーのゲームを利用すれば、ゲームの売り上げは減少し、
売り上げから開発費を回収することができない。
消費者は多種多様なゲームを楽しむことができなくなる恐れもあるんです」

自称「IQ150」の被告は、自身の行為が回り回って自分の首を絞めることに、
考えが及ばなかったのだろうか。

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欲しいゲームは中古ですら買わない自分にとっては
あんまり興味のない不正コピーのゲームではありますが
仕事場で、このPSPを利用した不正コピーのゲームを
楽しんでいる人を知っています。

新品のゲームを仲間と共同で購入してPSPにコピー、
その後すぐに新品のゲームを売却して安くゲームをするという。

確かに最近のこの不況ではゲームにかけるお金も
出来るだけ減らしたいと思うのも仕方ないように思えます。
ただ、それをしてしまうとゲームを作っている会社は売上が落ち
ゲーム自体のクオリティが落ちたり、会社自体が倒産する可能性も出ます。

よいゲームを作っている会社には相応の売上があって欲しいし
それが無くなってしまうと、お隣のコピー大国のような国になってしまいます。
日本は先人が苦労して築き上げてきた技術力があります。
その技術力を腐らせないためにも、こういった不正は減って欲しいですね。

作って販売した人間は確かに良くないですが、
この問題に関しては消費者にも問題があると思います。
自分はこういう商品には手を出さないようココロがけたいです(´ω`)