お久しぶりです。


新年度から仕事が多忙になって、ブログも疎かになってしまっています。

この先も多忙でマメにブログup出来ない為、少し早いですが報告させて頂きます。


2015年5月29日。

今から10年前に、乳がんの告知を受けました。

ようやく、寛解です。

乳がんは寛解までに10年と言われていて、今年が10年目です。

早かったような、長かったようなはてなマーク

あの手術室に向かった日(6月22日)から、約10年。

いまだにあの光景は、非現実的ながらも憶えています。


私はHER2陽性乳がんだったので、それを知った時は死を覚悟しました。

よりによって、再発率 転移率の高いタイプの乳がんだなんて⋯乳がん全体のたった15パーセントの中に私は入ってしまったのです。

乳がん(癌)患者さんだと分かる、ある日突然、逃げようのない闘いの中に放り込まれる恐怖。

命に関わる闘い。

自分で闘うしかない、誰も助けてくれない。

怖いですよね。

でも、医療者は手助けをしてくれました。

冷静に、自分の病気について学びましょう。

今はネットと言う便利な物があります。

冷静に冷静に調べて、ただ怖がるだけではなく、自分の置かれている病状。 どんな治療があるのか、医療者の提案する治療の整合性。

どんな効果と副作用があるのか、順を追って自分の治療の過程をシュミレーションする。

出そうな副作用、対処の治療。

術前、術後、自分の身の上に起こる症状。

ウィッグの準備など。

過酷な治療に入る前の、少しの自由な期間。日帰り旅行などして、リフレッシュしましょう。


簡単ではないけれど、辛い期間はずっとは続きません。

10 年目、まだホルモン療法は続いてはいるけれど、間違いなく乳がんではあったけど、癌患者と言う現実が少しずつ薄れていきます。


また、時間を見て、10年前の乳がん治療も綴っていきます。

いかに乳がんが治る病気になってきているか、治療が進化しているか、わかって貰えると思います。


今日、告知をされた方。

今、治療を受けている人。

必ず、寛解の日はきます。

心折れる日があっても、大変な治療の日々も、全ては未来の健康な自分に繋がっています。傷痕も時間の経過が癒してくれます。

絶対に大丈夫です。

頑張り過ぎずに、頑張りましょう。