「水族館劇場」のお芝居『もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版』の感想 | 喪われた和音を求めて〜プロデューサー日記〜

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今は直接文章書いておらずですが、同期した投稿のみになります。

「水族館劇場」のお芝居『もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版』を観てきた。

 

衝撃的な舞台だった。

 

「水族館劇場」というのは、いわゆる寺山修司や唐十郎的なアングラ演劇的な劇団だ。

 

劇団員の人たちはそれぞれに仕事を持ちながら年に一回公演するというスタイルらしいが、それが「横浜トリエンナーレ」の作品として今回特別公演を打った形だ。

 

とにかくすごいのは、横浜市の広大な「横浜寿町労働センター跡地」に自分たちで建てたという劇場。

 

 

他にも、仮説のカフェや古本屋など作られていたが、とにかく世界観がハンパじゃなかった。

 

 

そして日が暮れて少し経った頃に、劇場の外で、お芝居が始まるのだが、そのインパクトたるや、忘れられない。

 

 

 

「水族館劇場」という名前だけあって、劇中に大量の水が使われ滝のように流れたり、舞台の真ん中に大きな池(しかも中にはたくさんの鯉!)があったりするのだが、その大仕掛けな演出は圧巻。

 

正直言うと、素人っぽい人たちもたくさん出てて、物語やお芝居の質にちょっと物足りないところもあるが、正直そんなことはどうだっていい!

 

彼らの「生き様」というか、自分たちでこの仮設劇場を作り、役者がスタッフも兼ねてここまでのものを作ったことに本当に感動した。

 

□「僕らが芝居をやる理由」水族館劇場・桃山邑が語る表現の源

http://yokohama-sozokaiwai.jp/person/16352.html

 

先日『P』でも講演してもらった逢坂恵理子さんたっての希望で「横浜トリエンナーレ」での公演が実現したそうだが、本当に素晴らしいことだと思った。

 

こんな演劇体験は久しぶり!

 

しかも今日までの前半戦で、また台本を直して、パワーアップさせて9/13(水)~17(日)まで後半戦が演じられるそう。

 

まじでお薦めです。

 

横浜美術館とセットでぜひ行くことをお薦めします!!!

 

□『水族館劇場』オフィシャルWeb

http://suizokukangekijou.com/information/