一般社団法人 ステキな音色研究所
菅野康広(かんのやすひろ)
講演家 セミナー主催 個別相談
聞こえない子供を育て上げた経験から子育てに不安の方々の悩み解決
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菅野です!
今は当たり前に、聴者はろう者から手話を学べます。手話サークルや地域の公民館などで楽しく交流も出来ます。しかし、昔はそうではなかったと、地元のろう者に聞いたことがあります。昔は当たり前のようにあった差別や偏見。そんな時代に聴者が手話を身につけたら大変なとこになる!そんな意見も少なくなかった様です。
何故か?
昔は聴者が圧倒的に上、そんな時代だったのだろうと「聴者に手話を教えるな!」の言葉から推測できます。今は昔ほど差別や偏見が減ったと聞きますが、今から70年以上前いや、もっと前はそんな時期もあり、
昔、ろう者と聴者の間で手話教育に関する差別や偏見がありました。ろう者の文化としての手話言語は、長い間、社会から低く見られていました。例えば、ろう者の両親の間に生まれた子供たちは、聴者の家族から声で話すことを求められることが多く、手話を「身振り、ジェスチャー」として見なされ、「言語」としての価値を認められていませんでした。
また、ろう学校では、聴者に合わせることに重点が置かれ、発話・読話訓練に多くの時間が割かれていたため、ろう者たちの間では、手話を使うことが恥ずかしいと感じる風潮もありました。しかし、ろう者の集まりでは、手話で自由に快活に話し合うことができ、ろう者のコミュニティ内では手話が大切にされていました。
「ろう文化宣言」が提唱された際には、日本手話を第一言語として用いる言語文化的マイノリティとしてのろう者の権利が主張されましたが、これに対して、日本手話を扱わず、自らを「ろう者」と認識している聴覚障害者からは、「アイデンティティを奪う行為である」という批判も受けました。
このように、ろう者と聴者の間で手話を教えるべきかどうかについては、多くの議論がありました。ろう者の間では、手話はコミュニケーションツールだけでなく、個人のアイデンティティにまで影響を与えるものと考えられており、その価値を認めることが重要でした。
日本手話は、日本におけるろう者のコミュニティで使用される独自の言語です。音声言語とは異なり、手や指、腕を使った動作や顔の表情など非手指動作を含む視覚言語であり、日本語とは全く異なる言語学的特性を持っています。
歴史的には、日本手話は1878年に京都盲唖院が設立された時から少なくとも140年以上の歴史があるとされています。この時期に日本手話の原型とされるコミュニケーション方法が用いられていたことが記録されています。しかし、1923年の聾唖学校令以降、口話法が普及し、日本手話は長い間苦難の歴史を歩んできました。
言語学的には、日本手話はSOV型の語順を持ち、一致動詞と呼ばれる動詞タイプが存在します。これは、主語または目的語が動詞を表す手の空間的位置で表されるものです。また、平叙文、疑問文、否定文、条件文など、音声言語に標準的に見られる構文が存在し、その文法的特性は非手指表現によって示されることが多いです。
現在、日本手話はろう者のコミュニティで維持されており、台湾手話や韓国手話にも影響を与えているとされています。これらの手話は「日本手話語族」と呼ばれることもあります。
日本手話は、ろう者にとっての第一言語であり、彼らの文化やアイデンティティに深く関わっています。そのため、手話の教育や普及は、ろう者が自分らしい生活を送るためのサポートとして非常に重要です。日本手話のさらなる理解と支援が進むことで、ろう者のコミュニティがより豊かなものになることが期待されています。
ろう者にとって、「聴者に手話を教える事は一つの賭け」だったとしたら、今の日本の手話人口をどう見るであろうか?手話を教えて「良かった」と思うか、また、手話歌などの問題で、「言わんこっちゃないと」捉えるのか。難しい問題である。
一つ言えることは色んな問題(日本語対応手話、手話歌)があるという事は認知されてきているという事に他ならない。
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