嫌です! 「泰葉、泰葉、ちょっと開けて頂戴。」 おもちゃやぬいぐるみを積み上げて バリケードにして 扉を開かないようにしていたから 向こうから 母が呼びかける 「あなたは、優しいのね、 おとうとをとても大切にしているのね。 ありがとう。わかったから、出て来て頂戴。」 「嫌です。」 「みんな、待っているから、お願いだから。」 「お母様が、なんと言おうと、嫌です。」