私は

勢い勇んで玄関を通り越して

路地まで出て

しかも裸足だった

 

父は何も知らないから

息が上がっている私を見て

 

「どうした?何かあった?」

 

「た、た、鯛の骨が、ほ、ほ、

骨が、の、の、喉にささささ、刺さって、

苦しくて、ハアハアハア。」