「まあまあ、

ちゃんとごあいさつが出来るようになって、

あたしゃ、もう感極まりないです。

 

アタシの夢はね、貴方のおじいさん、

七代目正藏の看板をこの根岸にまた、

掲げる事なんだよ。どうしても、

先代の名跡を、先代の名前を…。」

 

泣きそうになった祖母を母は遮る

 

「おかあさん、

今日はせっかくのお祝いですから、

楽しくしましょうね。」

 

「そうだったね、ごめんなさいよ。

それでは、はじめからやり直しましょう。」