『キャラメルボックス 2016ダブルチャレンジ』2016.03.19 | ポップン村のやすデスさん
 

 

キャラメルボックス 2016ダブルチャレンジ
『きみがいた時間 ぼくのいく時間』
『フォーゲット・ミー・ノット』

2016年3月19日(土) 12:00~、16:30~
@サンシャイン劇場

 


原案・原作:梶尾真治
劇作・脚本:成井豊
演出:成井豊+真柴あずき
出演者:
西川浩幸、坂口理恵、岡田さつき、前田綾、
石原善暢、筒井俊作、渡邊安理、阿部丈二、
小多田直樹、林貴子、森めぐみ、毛塚陽介、
木村玲衣、関根翔太

3連休初日の土曜日は、
演劇集団キャラメルボックスの舞台を
2作品立て続けに観てきました(^^)
どちらも梶尾真治さんの短編小説、
「クロノス・ジョウンターの伝説」を原作・原案とした作品。
「きみがいた~」は2008年の上川隆也さん主演による
初演以来の再演。
「フォーゲット・ミー・ノット」は
「きみがいた~」とこれまでのクロノス・シリーズの
世界観や物語を基に
成井豊さんが書き下ろした新作になります。
さらにダブルチャレンジと題されているように、
1本2時間程の2作品を
同じキャスト14人の皆さんがそれぞれ、
同一人物を演じる人もいれば、
全く別の人物や、複数の人物を演じると言う、
演じている役者さん達にはかなり大変そうですが
観る側としては面白い企画です(^^;)


東京公演は3月27日まで続きますので、
ここからは極々軽めの所感程度に・・・


どちらの作品もとても好かったですが、
私の好みとしては「フォーゲット・ミー・ノット」かな(・∀・)
原作にはない成井豊さん書き下ろしの新作で、
クロノスシリーズ最終章の位置づけで書かれたともあり、
2作品の時間軸がうまいことリンクされていて、
両作品通じて同じ人物も登場したり、
あの人がこうなって、この人が、、、
なんていう楽しみも味わえました。


『きみがいた時間 ぼくのいく時間』
秋沢里志/阿部丈二
梨田紘未/林貴子

満足度:★★★★

私は2008年初演はDVDでしか
観たことがありませんでしたが、
当時はいわゆる商業演劇の手法も試してみようと、
間に休憩時間を挟んだ2幕形式で2時間半程の
上演時間となっていましたが、
今回は休憩時間を無くして
演出なども
テコ入れして2時間程に収められたことにより、
初演で感じた間延びと言いますかダレる間が無くなり、
かなり観易くなったかと思います。
主人公・秋沢里志を演じる阿部丈二さんには
再演と言うプレッシャーもあるかと思いますが、
好い意味での阿部丈二版の秋沢里志になっていました。
何と言いますか彼のキャラクター性が出ていますね(^^;)
もちろん初演も物語の重みの様な物が
感じられる良さもありますし、
上川隆也版の秋沢里志の
年老いていくさまのリアルさは
映像越しでも素晴らしいものでしたので、
どちらも私は好きな作品ですね。


『フォーゲット・ミー・ノット』
春山恵太/筒井俊作
吉野てるみ/木村玲衣

満足度:★★★★

こちらは書き下ろし新作と言うことで
あまり情報を入れずに観てみました。
他のクロノス・シリーズの主人公は
明確な目的を持って過去へと跳びますが、
春山恵太は「クロノス・スパイラル」という言葉しか
思い出せない記憶を失った状態から始まります。
舞台は1971年から始まるのですが、
何と言いますか昭和40~50年代の
ギャグやら映画、TVドラマの躍進などなど、
当時の雰囲気や背景から、
主人公やお世話になる吉野家の人々とのやりとりが
どこかホームドラマの様な懐かしさを感じられました(*^_^*)
特に主人公を演じる筒井俊作さんの
どこか愛くるしいも熱のあるキャラクターが好いですね。
おそらく主人公は筒井俊作さんが演じる前提で
書かれているのでしょう。



もしこれから観られる方は、
出来るなら2作品とも観劇されることをオススメします。
やっぱり「きみがいた~」→「フォーゲット~」の
順番が好いかと思います(^^)

ちなみに私は木村玲衣さんファンです(*^。^*)

おまけ:
カーテンコール後、撮影OKタイム
どちらも少々座席が遠く、
スマホのカメラ性能もイマイチです(>_<)

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」

 

 


 

 

 

 

 


 

 

 


力の入る渡邊安理さん(^^;)

 


「フォーゲット・ミー・ノット」

 

 


 

 

 

 

 


 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


なかなか良席が獲れないので、
サポーターズクラブに入会を決意しました(''◇'')ゞ
まあ入っていても中々センター前列は
獲れないようですが(^^;)



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